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地層処分
- 2012/11/06(Tue) -
関西電力大飯原発の活断層問題には、なかなか結論が出ない(出せない)ようですね。
もしも「クロ」と認定されると、その結果があまりにも重大だからでしょうか。

原発の根本的な問題を突き詰めれば、次の2点だと思います。
(1)地震国日本で「絶対安全」に稼働できるのか。
(2)放射性廃棄物の処理法が未解決。
活断層問題に続報が出たら、また(1)について考察することにして、今日は(2)を再び考えます。

放射性廃棄物がどんどんたまる「トイレのないマンション」問題については、以前にも書きました。
結局、それが安全になるまで10万年ほど、どこか地下深くに埋めてしまおう、ということになります。
いわゆる「地層処分」です。
これに取り組んでいる組織が、原子力発電環境整備機構(NUMO)です。
以前は「NUMO」のTV-CMをよく見かけていましたが、最近は分が悪いのか、鳴りを潜めてますね。

地層処分でよく言われる問題は、10万年もの間、安全に管理できる保証はない、ということです。

1000年に1度ともいわれる巨大地震でも、10万年もあれば100回起きる計算になります。
世界規模の戦争は、過去100年間で2度起きました。10万年なら2000回です。
はたして10万年後まで、日本という国が存在しているのかどうか。

なにしろ、今から10万年前を考えると、まだ北京原人やネアンデルタール人が生きていた時代です。
10万年後となると、人類そのものがどうなっているのかさえも、想像がつきません。

少なくとも、NUMOは存在していないと思う。

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