不良在庫一掃
|
- 2010/09/10(Fri) -
|
長い間保冷庫にあった不要ワクチンを、ようやく返品できました。
昨シーズン購入した、新型インフルエンザワクチンの未使用分です。 このワクチンは国と委託契約して購入したものです。その契約内容はこうでした。 「接種希望者の予約をとって、予約数だけワクチンを発注しなさい。ただし余ったワクチンの返品はできません。」 一見あまり問題無さそうな取り決めですが、実際には大変なことになりました。 予約キャンセルが相次いだからです。 接種を待つ間に新型インフルエンザに罹ってしまった人が続出したのです。 複数の医療機関に予約を入れていた人も多かったので、どこかで接種できたらその他の予約はキャンセルです。 新型インフルが弱毒性とわかり、接種をやめた人もいたでしょう。 その結果、大量の未使用ワクチンが余ってしまいました、使われるあてもなく。 私のところだけで70本(成人140人分)、全国の医療機関では200万人分以上の不良在庫を抱えることになりました。 厚労省はずっと返品に応じない姿勢でしたが、急転直下、8月2日の衆院予算委員会で長妻大臣が「在庫買い戻し」を表明。今月からの返品解禁となったわけです。 購入して半年以上暖め続けてきた、ではなく冷やし続けてきたワクチン70本ですが、返品後すぐに廃棄されます。光熱費返せ、です。
|
コメント |
コメントの投稿 |
| メイン |
|