発熱外来は「外来対応医療機関」へ
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- 2023/05/01(Mon) -
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新型コロナの「5類化」に伴い、従来の「発熱外来」よりも幅広い医療機関が、診療を行う体制となります。
新型コロナ診療を行う医療機関は今後、「外来対応医療機関」と言うことになるようです。 すべての医療機関がコロナ診療を行うのであれば、あえて「外来対応」と明言する必要はありません。 しかし残念ながら、「外来非対応」の医療機関もあるわけで、そのような呼称になるのでしょう。 当院のような「診療・検査医療機関」(いわゆる発熱外来)は、そのまま外来対応医療機関にスライドします。 さらに多くの医療機関が、新たに外来対応医療機関として、コロナ診療に加わっていくことになるはずです。 外来対応医療機関は、原則として県などのサイトに公表され、発熱者などの受診への便宜が図られます。 しかしながら、日曜・祝日の外来対応医療機関は、おそらく今後もかなり限られることでしょう。 コロナ以前から、休日の医療体制は平日よりも圧倒的に貧弱でしたが、コロナ禍ではなおさらです。 流行のピークが来るたびに、当院の日曜・祝日は発熱者一色となり、それ以外の診療が困難になるほどでした。 多くの医療機関が休日に休診することには、もちろんそれぞれの言い分や事情があることでしょう。 休日診療には経営上のさまざまな困難があるのに、診療報酬にインセンティブが与えられてないのは問題です。 当番医が休日診療すれば休日加算が付きますが、元々休日診療をしている医療機関では、それが付きません。 「好きで休日診療してるんでしょ」みたいな、冷たい仕打ちなのです。国は、その考えを改めていただきたい。
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