「スクール図解百科事典」
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- 2023/05/29(Mon) -
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オリオン座の「ベテルギウス」が、もうじき寿命を迎えて超新星爆発を起こすらしい、と書いたのは11年前。
その翌年には、急に膨張してきており状況は緊迫してきた、とも書きました。 その後、私はベテルギウスのことはすっかり忘れていましたが、この2,3年の間に色々あったようですね。 2019年末、「武漢肺炎」が発生した頃、ベテルギウスが急に暗くなる「減光現象」が起きたようです。 いよいよ寿命か、「超新星爆発」かと、一部では騒がれていたそうですね。私は知りませんでしたが。 さいわい明るさは徐々に回復し、それどころか以前よりも明るくなっているようです。 「変光星」の脈動周期が変わったためだと説明されていますが、これこそ大爆発の予兆だと騒ぐ人もいます。 私はこの星の名前を、6歳の頃に父に買ってもらった「スクール図解百科事典」(講談社)で知りました。 当時、この図鑑のシリーズ数冊(宇宙や動植物や人体など)を、私は毎日毎日読んでいました。 リアルに描かれた、太陽よりもずっと巨大なベテルギウスのイラストは、私にはあまりにも衝撃的でした。 台風や雷のメカニズムや恐ろしさも、目に焼き付いたおどろおどろしいイラストと共に記憶に残りました。 脳や心臓についても、子どもなりに強い興味を覚えたのは、やはりイラストの力でしょう。 そして私の学年が上がっていくと、こんどは本文を何度も読み込むようになったものでした。 いまなら、書籍やネットから得られる情報は無限にありますが、当時の私の情報源はこの図鑑だけでした。 しかし、限られた本を徹底的に読み込んだことで、むしろ体系的に知識を得ることができたと思っています。 逆に最近の子どもたちは、得られる情報が多過ぎて、知識が薄っぺらになりはしないかと心配になります。
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