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さて、インフルエンザワクチンはどうする
- 2023/08/02(Wed) -
8月に入ると、インフルエンザワクチンの予約サイトの業者から、予約スケジュール調整の連絡が入ります。
こんな真夏からですかと例年なら思うところですが、今年は今まさにインフルが流行中という稀有な状況です。

10月から接種を始めるとして、今年も9月中にサイトを立ち上げ、9月下旬から予約受付を開始する予定です。

さて今シーズンも、ワクチンの接種希望者は多いのか少ないのか。どのように考えて計画すべきか悩みます。
コロナ禍になって、インフルエンザワクチンの接種は数奇な経緯をたどってきたので振り返ってみます。

2020年は、発熱したらコロナとの区別が付かないからと、インフルワクチンの接種が強く推奨されました。
当院での接種者は1344人、1653回(2回接種者がいたので)、65歳以上は191人(14.2%)でした。
この接種者数は例年よりもかなり多く、高齢者の接種割合も増えていました。
ちなみに「コロナ前」の2019年は、1057人に1382回接種していました。65歳以上は123人(11.6%)。

2021年は、前年にインフルが流行しなかったので、今度こそ流行するだろうという話も出ました。
しかし当院での接種者は1234人、1549回、65歳以上は182人(14.7%)と、2020より少し減りました。

2022年は、前年・前々年ともにインフルが流行しなかったことを受けて、接種者が増えると思われました。
ところが当院での接種者は多くなく、1062人、1316回でした。ただし、65歳以上は207人でした。
コロナワクチンが高齢者優先であるのと同じ発想で、インフルワクチンも高齢者に推奨されたためでしょうか。

さて今年、コロナと並行してインフルもダラダラと流行を続けている中、接種希望者が減るとは思えません。
十分量のワクチンを確保し、多めの接種枠を準備しておいた方が良いのかもしれません。

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