新型コロナ「XBB株」対応ワクチンを待つべきか
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- 2023/08/07(Mon) -
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9月20日から、新型コロナワクチンの「令和5年秋開始接種」が始まることが、正式に決まりました。
現在流行中の「オミクロン株XBB.1.5」に対応した最新の1価ワクチンで、対象を限定せず接種できます。 一方で、いま接種を行っているのは「春開始接種」です。おもに高齢者や基礎疾患のある方が対象です。 当院では、当院での接種歴のある方に限定して、今月も「BA.4-5」株対応2価ワクチンを接種しています。 来月には「XBB」対応ワクチンが接種できるのに、旧世代の「BA.4-5」対応を接種するのは気が引けますが、 ・XBBを待って「接種控え」するのは避けるべき ・BA.4-5を接種しても、XBB系統に対する一定程度の予防効果はある(という報告がある) という理由から、9月19日までは従来のワクチンを積極的に接種することが推奨されています。 私がまだ6回目接種をしていなければ、この際、XBB対応ワクチンを待つかもしれません。 だって、いま流行している株のワクチンを打ちたいでしょう。 そして、XBBを打つなら早い方がいいですね。遅くなればまた流行株との食い違いが広がり、悔しいからです。 もうひとつ。本日8月7日から、初回接種(1回目と2回目の接種)に2価ワクチンが使える様になりました。 昨日までは、初回接種には「従来株(武漢株)」対応ワクチンしか使えなかったので、大きな進歩です。 いつかそうなるとは思っていましたが、なぜ今日の今日まで延びたのか、その融通のなさには呆れます。 ファイザーの2価ワクチンはいま、保健所に1バイアルだけ請求したら、オマケが2バイアル付いてきます。 規定通り1バイアルから6人分を吸引できなかった場合に備えての、予備だそうです。 接種希望者が多くなく、しかしワクチンは余っているので、そんな贅沢がまかり通っているのでしょう。 XBB対応ワクチンの流通を前にしての、従来ワクチンの在庫一掃状態なのかもしれません。
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