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「アト秒」
- 2023/10/03(Tue) -
ノーベル物理学賞は、「電子」の動きを観測する新たな研究を可能にした研究者が受賞しました。

「アト秒」と呼ばれる、きわめて短い時間だけ光を出す実験的な手法を開発した、のだそうです。
なんにせよ、想像を絶するほど短い時間だということは理解できます、アト秒。100京分の1秒。富嶽百景。

生理学・医学賞の「mRNAワクチン」開発とは違い、研究についての説明をメディアはほとんど諦めてますね。
せめて、今回の偉業を達成するまでの苦労話や意義について、もう少しぐらいは解説してほしいものです。

ミリ→マイクロ→ナノ→ピコ→フェムト→アト、という言葉は、今回知られるようになったかもしれません。

「フェムト(f)」なら、日頃よく目にします。体積の単位「フェムトリットル ( fl )」などです。
たとえば、ヘマトクリットを赤血球数で除した赤血球1個当たりの容積(MCV)は、正常値が90 fl 前後です。
これが低値だと鉄欠乏性貧血の目安となるので、次の採血で血清鉄やフェリチンを調べることになります。

「アト(a)」を日常で使うことはないですね。「アトぜき」ぐらいですか。違うか。
「アト一歩」なんて言う時は、もうホント、すごく惜しいときの表現なんでしょうかね、違いますね。

でもそれを言うなら、「mRNAワクチン」開発の詳細も、メディアは十分には解説しきれていません。
「ウリジン」を「シュードウリジン」に替えたというブレイクスルーも、まったく解説が膨らみません。
もちろん私にも、その解説をする能力がありません。すみません。ワクチンは使わせていただいておりますが。

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