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インフルワクチン総括
- 2010/09/23(Thu) -
来月からインフルエンザワクチン接種が始まります。もうそんな季節になりました。
今シーズンは新型と季節性の混合ワクチンで、準備されるのは5800万回分。すべて国産です。

昨シーズン準備された新型インフルエンザワクチンは、国産5400万回分と輸入ワクチン9900万回分。
ところが実際に使用したのは国産2300万回分、輸入モノはわずかに数千回分!。
ワクチン「大余り」でした。どうしてそうなったのか、私なりに総括してみました。

1。準備ワクチン量が多すぎた
国産と輸入合わせて1億5300万回分は、国民全員が1回接種することを想定したのか、接種率50%で一人2回接種と計算したのか。
危機管理上は多めの備蓄を考えるべきなので、この準備量自体を私は責めません。結果論ですから。

2。必要接種回数が途中で1回に減った
当初は2回接種と定めていながら、厚労省はある日突然、子供を除いて1回で十分と言い始めました。
ワクチン不足を懸念したためと思われますが、結果的にはこれが大余りの主因でしょう。初めから1回接種なら、準備量は半分で良かったわけです。

3。ワクチン接種時期が遅かった
厚労省のワクチン接種計画が、新型インフルエンザの流行に間に合いませんでした。
結果的にワクチン接種率はわずか18%。これは例年の季節性ワクチンよりも低い率です。
危機管理上は最も早い流行を想定し、もっと早く接種を開始すべきでした。

4。接種制限が裏目に出た
厚労省は、子供など弱者を優先する目的で段階的な接種計画(接種制限)を定めました。
流行が思いのほか早かったのに、優先接種対象外への接種は、たとえワクチンが余っていても絶対に認められず、融通がききませんでした。接種を渇望しながら病魔に冒されていく人々をまのあたりにしました(ちょっと大げさに言いました)。
この点において、国はおおいに責められるべきです。

総括して言えることは、厚生官僚が現場をわかっていないことと、施策に柔軟性がないこと。


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