ヒラメの養殖
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- 2013/03/04(Mon) -
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まえにヒラメの話を書きましたが、調べてみて驚きました。
出まわっているヒラメの大半は養殖ものらしいですね。機会があったら「裏側」を見て確認してみましょう。 ヒラメの養殖日本一は大分県。全国の3割を生産しているそうです。 大分の水産物と言えば「関アジ」「関サバ」が知られています。「城下カレイ」も有名です。 それなのにこんどは、養殖という手法でヒラメにも手を出しているわけです。 佐伯市など県南部の沿岸部で、しかし海面ではなく、海水をくみ上げて陸上で養殖されているそうです。 あんまり泳ぎ廻らず、酸素消費量も少ないので、全国的にもヒラメは陸上養殖の方が主流のようです。 かつて大分県上津江村(現在は日田市に合併)の山の中で、ヒラメの養殖が行われていました。 どうせ陸上で養殖するのなら、沿岸部でなくても内陸部でも同じでしょうけど、大胆な発想です。 「森のひらめ」ブランドで地域興しに生かす計画でしたが、採算がとれず中止されたようです。 それにもめげず大分県は、陸上養殖を発展させ、日本一となりました。 最近の大分漁協のいちおしは「かぼすヒラメ」だそうです。 やはり大分県が生産量日本一の「かぼす」をエサに使用した、特選ヒラメです。 かぼす成分の蓄積によって、肝の臭みが消え、エンガワがさっぱりしているのが特徴だとか。 大分の第一次産業は貪欲ですね。 |
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