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月齢と接種回数
- 2013/04/07(Sun) -
ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンには、接種回数に起因する問題点があると、私は常々思っています。

いずれも生後2カ月から接種を開始するのが標準で、乳児期に3回と1歳で1回の、計4回接種します。
しかし、生後7カ月を過ぎて接種を始めた場合、接種回数が1回減り、計3回となります。これが問題。

ヒブも肺炎球菌(病原性の強いタイプ)も、細菌性髄膜炎など小児の重症感染症を引き起こす細菌です。
髄膜炎などの発症は、母親からの移行免疫が消える生後4カ月以降から、どんどん増えてきます。
生後7カ月から接種回数を減らす理由は、それまでにある程度「自然免疫」が付くだろうと考えるからです。

自然免疫というと聞こえはいいですが、つまり、ヒブや肺炎球菌に「自然感染」してしまうということです。
この自然感染で、髄膜炎を発症しなかったとすれば、それは単にラッキーだったと思わなければなりません。

自然感染をする前までに、免疫をつけておくことこそ、乳児期の予防接種の本来の目的です。

それなのに「生後7カ月まで待ったら、接種回数を減らせる」という考えの方に遭遇することがあります。
同様に、1歳になるとさらに接種回数が減るので、誕生日まで待って接種する方もいらっしゃいます。

どうやらワクチンというものは、少し待ってでも、接種回数をなるべく減らしたいようです。

有料接種なら「規定の接種回数が減るまで待つ」という考えも理解はできますが、無料なのになぜ待つのか。
そこには、予防接種のマイナス面(副反応)への不安や懸念があるからでしょう。

どの月齢で接種を始めても回数が変わらないのなら、開始を遅らせるという発想は起きなかったでしょう。
つまり、接種開始月齢によって回数が変えてあることが、接種を遅らせている大きな要因だと思うのです。

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