テータのバックアップ
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- 2010/12/17(Fri) -
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電子カルテのデータは毎晩バックアップをとっています。
パソコンにトラブルがあると、診療データがすべて失われてしまう危険があるからです。 これが電子カルテシステムの最大の弱点だと思います。 で、保存方法について。 (1)USBメモリ いちばん一般的で便利な保存メディアですが、小さくて持ち運びやすいのがかえって問題です。 診療データは個人情報のカタマリ。院外で紛失すると大変なことになります。 院内で紛失したとしても慌てます。 私は決してUSBにはコピーしないことにしています。 (2)パソコンの内蔵ハードディスク(HDD)内の別フォルダにコピー 簡単で速いので毎晩やっているのはこれですが、これはおもにソフトのトラブルによるデータ損傷に備えたもの。 ハード(パソコン)が故障したらデータも一蓮托生。復旧が不可能になる危険もはらんでいます。 (3)外付けHDD パソコンが故障してもデータは温存されます。いい方法ですが、理想的には次のNASでしょう。 (4)ネットワークHDD(NAS) 院内LANに接続して、パソコンとは離れた部屋に設置しています。火事のときに両方とも焼失する確率を減らすためです。 (5)インターネットHDD セキュリティー完備のインターネットHDDはたくさんあります。無料のものも多いです。 クリニックが火事で全焼してもデータは残ります。 自宅でも電子カルテデータを閲覧できるのが、この方法のメリットです。 ただ、データを丸ごとアップロードしようとするとかなり時間がかかります。 私の場合、一部ファイルのピンポイントバックアップに使っています。 (6)データ保管サービス 厳重警備のSECOMなどのバックアップセンターにオンラインで保管する方法です。 全国複数の秘密の場所で隔地保存しているそうなので、天変地異のときでも安心です。 ま、現実的にはNASでしょうか。
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