バックアップの条件
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- 2013/08/14(Wed) -
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データクラッシュは忘れた頃にやって来ます。「バックアップしときゃよかった」と後悔してもあとの祭り。
数々の苦い経験に泣いてきた私がたどり着いた、バックアップの必要条件を述べます。 (1)高頻度であること データがクラッシュしたとき、直前のバックアップからの経過時間が短いほど、当然実害は少ないわけです。 なのでバックアップは限りなく高頻度に、できることならリアルタイムに行うべきです。 これは、Dropboxなどのクラウドストレージを利用した「同期型」バックアップで実現できます。 (2)改変できないこと 同期型バックアップの欠点は、ファイルやフォルダの削除が、そのまま同期されてしまうことです。 ファイルの過去バージョンを復活させる方法はありますが、複数ファイルの大規模な修復は難しくなります。 一度バックアップしたものは、そのまま保つことが重要。これには外付けHDDへの保存が有利です。 (3)安定していること 外付けHDDは、故障する可能性があります。パソコンの内蔵HDDへのバックアップなどは、もちろん論外。 複数の外付けHDDへ、多重バックアップを行うことが理想的。 クラウドストレージには、システム障害やサービス終了などの危険があることは、以前にも書いた通りです。 (4)復元が容易であること 保存と復元の容易さで言えば、MacのOS標準の「Time Machine」は、私の理想に近いすぐれものです。 1時間ごとに24時間、1日ごとに1カ月間、1週間ごとのバックアップをずっと、自動的に保存してくれます。 なによりも、復元が直感的なのがいい。と書いても、現物を見ないとわかりませんね。 (5)安全であること USBメモリやDVDへの保存は、紛失や盗難の危険があります。ノートパソコンも持ち出さない方が賢明。 火災等によるデータ消失を防ぐためにも、自宅と職場の両方での保存や、クラウドの利用が必要です。 しかしクラウドサービスでは、ハッキングが心配です。NSAに監視されていることも、忘れてはなりません。 現在私は、クラウドで同期した4台のMacに、それぞれ外付けHDDを装着し、全部Time Machineを稼働中。 さらにLAN上のHDD(NAS)にも保存。8重のバックアップです。バックアップマニアと言えるかもしれません。
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