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AED
- 2013/08/19(Mon) -
AEDを購入し、院内に設置しました。AEDというのはもちろん「自動体外式除細動器」のことです。
心室細動という、致死性の(そのまま放置すると死亡する)不整脈を治療(除細動)する装置です。

「まだ買ってなかったの?」とか言わないで下さい。「自動」ではない「除細動器」なら持ってましたので。

自動ではない「手動」の除細動器は、医師が、その時の状況判断によって使用するものです。
これに対して、通常は医師以外の人間が、機械の判断にしたがって使用するのがAEDです。

医師なのに、自分の判断ではなく機械の判断で除細動を行うことに、私は抵抗がありました。
だから6年前の開院当初にはAEDではなく、手動式の除細動器を購入したのです。
もちろんこのほかに、手動式のものは、心室細動以外の不整脈にも使用できる点も考慮していました。

しかしながら、次の3点を考えるに至り、やはりAEDを配備することに決めました。
(1)最近のAEDは、完全自動ではなく、医師が心電波形を確認しながら使用できるものが出てきた。
(2)心室細動以外の不整脈に対する電気治療は、合併症の危険性を考慮すると、病院に搬送して行うべき。
(3)院内で、私自身が倒れたときのために(そん時はよろしく)。

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