日本脳炎注意報
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- 2013/09/05(Thu) -
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「日本脳炎注意報」が9月2日、熊本県下に発令されました。県が注意喚起しているのは、以下の3項目。
(1)蚊(コガタアカイエカ)に刺されないように心がけること (2)休養、栄養、睡眠を十分にとり過労を避け、体力の保持に努めること (3)日本脳炎ワクチンを接種すること 蚊に刺されるなと言われても困るし、休養もなかなか十分にとれないのが現実ですけどね。 日本脳炎は、感染したブタを刺した蚊が、そのあと人を刺すことによって、ウイルスを媒介します。 手洗い、うがい、人混みを避ける、などといったインフルエンザの時のような対策では、防御できません。 調べてみると、私が6歳のときの日本脳炎の患者報告数は、全国で年間2000人を越えていたようです。 発病者の3分の1は死亡し、3分の1には重度の後遺症が残る、ホントに恐ろしい病気です。 幼少期の私は日本脳炎に恐怖を感じていたので、蚊に刺されるとすぐ、キンカン(薬)を塗っていました。 あの刺激の強いキンカンなら、日本脳炎のばい菌を消毒できるだろうと、当時はそう思っていたのです。 日本脳炎から本当にこどもたちを守るのは、予防接種です。定期予防接種のひとつとして規定されています。 ところが、こどもたちの日本脳炎ワクチンの接種が無料であることを、ご存じない方が思いのほか多い。 現在は、0歳6カ月の赤ちゃんから高3相当のお子さんまで、みんな無料で接種できます。 こんなに幅広い年齢層で、全員が定期接種扱い(無料)という予防接種は、ほかにありません。 厚労省は、過去の日本脳炎ワクチン政策で負い目があるので、それを反省しての大盤振る舞いなのです。
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