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米国で百日咳流行
- 2013/09/07(Sat) -
米テキサス州で、百日咳患者が急増しているとのこと。
ワクチンが有害だと懸念する親が、子どもに予防接種を受けさせないことが、流行の原因だそうです。
なんだ、ワクチン先進国といわれる米国でも、地域によっては日本と似た状況じゃないですか。

日本では、「三種混合ワクチン(DPT)」や「四種混合ワクチン」によって、百日咳の予防が行われます。
三種というのは、D(ジフテリア)、P(百日咳)、T(破傷風)のことで、ポリオが加われば四種です。
標準的には、乳児期に「第1期初回接種(計3回)」を、その約1年後に「第1期追加接種」をします。
さらに11〜12歳では「第2期接種」が行われます。

この第2期接種は「二種混合ワクチン(DT)」とよばれ、Pが抜けています。百日咳が省かれているのです。
DPTの免疫持続期間は、数年から長くて12年程度といわれています。
なので中高生になるころには、百日咳の「免疫切れ」が起きる危険があります。

ときどき成人の百日咳患者が出たり、大学で集団発生したりするのは、こういった背景によるものです。

成人が百日咳にかかっても軽症ですが、乳児が感染すると重症化しやすく、生命の危険があります。
赤ちゃんを百日咳から守るためには、感染源となりうる周囲の大人が、確実に免疫を付ける必要があります。
ちょうど、先天性風疹症候群を防ぐために、大人が風疹ワクチンを接種するのと似ています。

米国ではすでに、思春期のDT接種を成人用DPT接種に切り替えています。
厚労省も4年前に、DTを少量DPTに置き換える臨床研究で、その有効性と安全性を確認しています。
ところがどういうわけか、なかなか予防接種制度が変わりません。まことにおかしな国です。

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