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見出しと本質
- 2011/02/15(Tue) -
「子宮頸がんワクチンで副作用、失神多発」
子宮頸がんを予防するワクチンが最近日本に導入され、国による助成も決まりました。
しかしその出鼻をくじくかのように、昨年末、冒頭のように報道されました。

こういったニュースの場合、見出しにだまされてはいけません。

この場合の失神は、痛みによる一時的な自律神経の反応です。安静によって解決します。
皮下注射する他のワクチンとは異なり、このワクチンは筋肉注射するので、痛みも強いのです。
おまけに接種対象は、感受性が強くて痛みに弱い、若い女性ばかり。
実際の失神者の数は、40万人のうちの21人でした。「多発」したと言うべきかどうか。

「注射の痛み」による副作用だというのに、冒頭の見出しではこのワクチンに欠陥があるかのような印象を与えます。
たしかに有効性においては議論の余地もあり、医学的な検証が必要なワクチンです。
しかし「失神」報道は、本質をはずれています。

読者に誤解を与えない報道をするように、マスコミには良識が求められます。
同時に、キャッチーな見出しに惑わされず本質を見抜く読者の見識も。

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