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眼球で意思伝達
- 2013/11/26(Tue) -
医療法人徳洲会の前理事長、徳田虎雄氏をめぐるさまざまなニュースが、世間を賑わしています。
病気でしゃべれず体も動かせない徳田氏は、文字盤を見つめる眼球の動きによって、意思を伝達しています。

徳田氏が患っている「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」では、全身が麻痺するものの、眼球だけは動くのです。

私は徳田氏の様子をニュースで見るたびに、ALS患者の意思伝達の困難さと、懸命な努力に感心します。
自力で呼吸できなくなるので、延命するためには人工呼吸器を装着することになります。徳田氏もそうです。
篠沢秀夫学習院大名誉教授は、呼吸器装着のため声が出せず、パソコンで入力してそれを音声化しています。
理論物理学者のホーキング博士は、呼吸はできるものの声は出せず、特殊な音声合成装置を使っています。

末期ALS患者の意思伝達の頼みの綱は「まばたき」と「眼球運動」ですが、これもやがて麻痺するそうです。
しかしこの疾患では、感覚は正常で認知機能も保たれるので、どこも動かせなくなっても、頭脳は明晰です。
このような最悪の状況に至った場合、何を使って意思を伝えればいいのでしょうか。脳波?

最近になって、iPS細胞を利用したALS治療法の研究が注目されています。
これは細胞シートを作って加齢黄斑変性や心臓病などを治療するものとは、まったく異なります。
ALS患者の皮膚からiPS細胞を作り、病気の筋肉に変化させ、病態を調べたり治療薬を見つけ出すものです。
将来はこの手法で、さまざまな疾病の原因究明や治療法の研究が進んでいくことでしょう。

脳波による意思伝達装置の研究は、さらにSFっぽいですが、これもぜひ進めて欲しいです。

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