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iPS臓器移植
- 2013/12/14(Sat) -
熊大の研究チームが、ヒトiPS細胞から腎臓組織を作成することに成功したと、報じられました。
少し前には、肝臓組織の作成に、横浜市立大が成功したというニュースもありました。
いずれiPS細胞から作った臓器で、移植が可能になるかもしれません。

臓器移植とくれば心臓移植。ここで少し歴史を振り返ってみます。

20世紀の初めから、仔牛やイヌなどを用いた、動物どうしの心臓移植実験が繰り返されました。
思い切って、チンパンジーの心臓をヒトに移植したのが「ハーディー移植」。1964年のこと。
その3年後、世界初のヒトからヒトへの心臓移植「バーナード移植」が南アフリカで行われました。
そのわずか3日後から、堰を切ったように世界中で心臓移植が始まり、翌1968年には約100例行われました。

本邦初の心臓移植「和田移植」もその1968年に行われ、しかし失敗し、日本では移植医療が停滞しました。
ちなみに和田寿郎先生とは以前、学会の懇親会場で数分間、世間話をしたことがあります。それだけですが。

30年以上のブランクの後、日本でもようやく、法の下の脳死心臓移植が1999年から始まりました。
つい先週は、脳死判定された10代前半の男の子の心臓が、拡張型心筋症の10代女性に移植されました。

ヒトからヒトへの移植を「同種移植」といい、他の動物から移植した場合は「異種移植」といいます。
移植による拒絶反応は、異種移植ではもちろん論外ですが、同種移植でも大きな問題です。
ところが、自分の組織(細胞)の移植、すなわち「自家移植」なら、拒絶反応の心配がありません。

その意味でiPS細胞は、脳死問題も拒絶反応もない、夢の臓器移植をかなえてくれる技術だと期待します。

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