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痛みと心身反応
- 2014/01/21(Tue) -
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)のことを書いたのが2週間前ですが、また少し動きがありました。
このワクチンの接種後に、CRPSをはじめとする、慢性の痛みや運動障害を訴える症例が出現した問題です。

昨日、厚労省の審議会で「痛みの原因は何か」ということが検討され、ついに、結論が出ました。
その原因の「候補」として、昨年末の審議会で論点整理されていたのは、以下の4つでした。
(1)薬液による神経システムの異常(神経疾患)
(2)薬液による細胞傷害(薬物中毒)
(3)薬液に対する免疫メカニズム(免疫反応)
(4)針の痛みや局所の腫れによる心身反応

医学的な分析・考察によって、原因は「痛みによる心身反応が慢性化したもの」と、結論づけられました。

注射針の痛みだけでなく、接種後に腫れてしばらく痛むことも含めた、「痛み」が原因という判断です。
たしかに他のワクチンと比べて、痛みや腫れの頻度がやや多いことも、報告されているようです。
しかし、定期接種ワクチンでは唯一の「筋肉注射」ワクチンであることが、何よりも特異的でしょう。

以前にも書いたように、HPVワクチンは「若い女性ばかりが対象の、筋肉注射で痛いワクチン」なのです。

このワクチンの接種が広まり始めた3年前、接種後に失神する者が出たことが、大きく報じられました。
接種の痛みによる自律神経反射であり、安静にすればすぐに回復するものでした。
しかし、「このワクチンは、気を失うほど痛い」という情報が広まり、恐怖心が煽られたのも事実です。
そんな先入観をもって、不安の中で接種を受けたことが「心身反応」の一因じゃないかと、私は思います。

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