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STAP細胞
- 2014/02/01(Sat) -
簡単な操作で細胞の「初期化」に成功した画期的発見ですが、それにしてもあまりに、簡単すぎます。
英科学誌ネイチャーに投稿したら、はじめは「細胞生物学の歴史を愚弄している」と却下されたという話。
新発見を高く評価する、科学雑誌の最高峰ネイチャーですら、簡単すぎて信じられなかったのでしょう。

今後メディアに登場し続けることになる「STAP細胞」なので、今日はフルネームを確認しておきましょう。
「刺激惹起性多能性獲得;Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency」がそれです。
ちなみに「iPS細胞」は「誘導多能性幹細胞(人工多能性幹細胞);induced Pluripotent Stem cells」。

いま受験生が「Stimulus」と聞けば、即座にその複数形の「Stimuli」を思い出さなければなりません。

ところで「Stimulus」と「Stimulation」との違いは何か。かつて基礎研究をしていたころの私の疑問です。
Stimulusは「個々の刺激」、Stimulationは「刺激すること」と当時は解釈していました(間違いかも)。
ならばSTAP細胞の「 S 」がなぜStimulusなのか。私にはわかりません。

「Triggered」は「誘発された」の意味ですが、iPS細胞の「Induced」との違いは何なのでしょう。
違いは無いけどあえて使わなかったとすれば、iPS細胞との違いを出そうということなのか。
「Pluripotent」とせずに「Acquisition of Pluripotency」としたところにも、同様の意図を感じます。

考えてみたら、STAP細胞の「TAP」とiPS細胞の「iP」は、まったく同じことを表現しています。

iPS細胞の「 i 」の前は省略されているのであり、省略した理由は「iPod」のようにしたかったからです。
しかし問題は、その省略した部分にこそあり、それは4つの遺伝子組込みという特殊で複雑な操作です。

一方でSTAP細胞は、さまざまな刺激が誘発し得るので、さらに作製が簡略化する可能性もあります。
やがてヒトの細胞でもSTAP細胞が実現すれば、今後iPS細胞の出る幕はあるのでしょうか。心配になります。

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