ルネサス買収
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- 2014/04/02(Wed) -
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「アップルが買収交渉、ルネサス」という新聞見出しを見て、1日遅れのエイプリルフールかと思いました。
よく読むと、買収対象は「ルネサスエレクトロニクス」ではなく、ルネサスの子会社でした。 「ルネサスエスピードライバ」というその会社は、スマホ用液晶向け半導体では、世界最大手だそうです。 このような分野で世界トップシェアというのだから、かなりの技術力だと想像します。 すでに現在のiPhoneの液晶半導体は、すべてこの会社が製造しているとのこと。 それなら、会社ごと買い取っちゃえ、てなことなんでしょうか。 ライバルのサムスンが、液晶半導体を自社生産していることも、今回のAppleの動きの要因でしょう。 Appleは、基幹部品の中でもとくに重要なものは自前で作ろう、という戦略に転換しようとしています。 そこで、特定の技術で圧倒的に先進的な会社を、ピンポイントで買収して飲み込んでしまえと。 逆に言うなら、広い分野にわたり多彩な製品を作っている会社には、興味は無いわけです。 私は以前、経営不振のシャープをAppleが買収したらいいのにと、思っていたことがあります。 しかしそれは間違いでした。なにしろ、シャープが作っているアイテムは幅広すぎます。 わが家にあるものだけでも、アクオスとヘルシオと空気清浄機と太陽光発電システムと、バラバラです。 Appleの買収対象になるとは、とても思えません。なにしろAppleの基本姿勢は「選択と集中」です。 ルネサスの子会社なら、地元熊本の「ルネサスセミコンダクタ九州・山口」を買収しれくれませんかね。 Appleが次に力を入れようとしている自動車分野と、バドミントンにも強い会社です。
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