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埋却処分
- 2014/04/16(Wed) -
多良木町の鳥インフルエンザ騒動では、11万2000羽の鶏が「埋却処分」されたと報じられました。

埋却処分という字面から、その意味はすぐに理解できますが、私は少し聞き慣れない気がしました。
「殺処分」よりはマイルドな表現ですが、意味するものは同じでしょう。
と思ってたら、今朝の毎日新聞には「殺処分した鶏は16日までに現地で埋却処分する」と書かれてます。

なるほど。厳密には、「埋却処分」は埋めることだけを意味するようです。
しかし、多くのメディアが埋却処分という言葉を使うときは、殺処分の意味も含んでいるはずです。
おそらく、殺処分という不穏当な表現は、なるべく避けたいのでしょう。

殺処分という言葉はもともと、「家畜伝染病予防法」に出てくる用語のようです。

しかし、その第十六条には「と殺の義務」と書かれているのに、第十七条は「患畜等の殺処分」という表現。
文章の流れからは「と殺処分」が自然なのに、何の脈絡もなく登場したのは「殺処分」という言葉なのです。

そもそも、殺処分という言葉には、日本語として違和感を感じます。なにか不完全で気持ちが悪い。
埋却処分を「埋処分」、焼却処分を「焼処分」と言うようなものです。
となると、殺処分の完全形は「殺却処分」と考えられるかもしれません。これ、使えませんかね。

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