脳卒中
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- 2014/04/30(Wed) -
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「夏ミカン」の学名が、なぜ「夏ダイダイ」なのか、っていう宿題発表から。
夏ミカンって、収穫しなければ翌年までずっと、木にぶら下がっていますね。 前年の実と今年の実が同じ木になることから、「代々(ダイダイ)」と言うようになったとのこと。 ところが、代々という名前は「よよ」と読め、脳卒中の後遺症を表す「よいよい」につながると嫌われた。 そこで名称を「夏ミカン」に変更したけど、学名は「夏ダイダイ」のまま。 と、ここまでは「萩夏みかんセンター」のHPの受け売りです。 子どもの頃、よく耳にした「ちゅうぶ」という病名も、「よいよい」と同義でしょう。 当時、脳卒中(今で言う脳血管障害)と言えば、日本人の死因の第1位でした。 正確には、1951年にそれまでの結核を抜いてから、1981年に悪性新生物(ガン)に抜かれるまでの間です。 その後すぐに心疾患に第2位を譲り、3年前には肺炎にも抜かれて、現在死因の第4位です。 では、脳血管障害はどんどん減っているのかと言えば、そうではありません。減ったのは死亡数だけです。 驚くべきことにその患者数は、死亡第1位のガンとほぼ同数です。 昔の脳卒中の実態は「脳出血」でしたが、近年の脳血管障害の大半は「脳梗塞」です。 脳出血は、食生活の欧米化以前からある病気でした。戦前の死因としても、結核、肺炎に次ぐ第3位でした。 脳梗塞は、食生活の欧米化に伴って、ガンや心疾患とともに台頭してきた、生活習慣病のひとつです。 脳血管障害の死亡順位が下がったのは、医療の進歩によるものです。 その後遺症まで考えると、1位タイと言ってもいいぐらいの、重大な疾患でしょう。
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