パイオニア再建
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- 2014/05/15(Thu) -
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パイオニアが、AV機器事業を売却する方針だと、報じられました。経営立て直しのためです。
昔からの音響機器メーカーだけに、オーディオ好きだった私には、残念なニュースです。 70年代から80年代初頭はオーディオ全盛期。自分で機器を組み合わせる「コンポーネント」が普通でした。 メーカーごとに特徴があり、定番商品や新製品を、いろいろ調べて選定する作業がまた、楽しかった。 私の場合、アンプは山水、チューナーはトリオ、カセットデッキはナカミチにしたかったけど結局アイワ。 プレーヤーはテクニクス、オープンリールデッキはTEACとAKAIのものを購入。 そして、音質を左右する音の出口として、私がこだわったのがスピーカー。選んだのはパイオニアでした。 なぜならパイオニアは、もともとスピーカーを作る会社だったからです。 パイオニアはその後、オーディオ機器全般、LDプレーヤー、カーナビ、そしてプラズマTVと躍進します。 今では幻の「Mac互換機」をパイオニアが発売したときには、その音質の良さが特異的でした。 しかしオーディオブームは去り、LDは終了、プラズマも衰退。音楽はイヤホンで聴く時代になりました。 パイオニアは、断腸の思いでAV機器事業を売却するのでしょう。今後は車載向け機器に専念するようです。 山水もアイワもAKAIもナカミチもとっくに消え失せ、テクニクスやトリオのブランドもなくなりました。 オーディオ機器の老舗のひとつ、パイオニア。カーナビ製造に特化するとは、ちと寂しいですね。
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