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精神疾患の病名
- 2014/05/30(Fri) -
日本精神神経学会が、精神疾患の病名に関する新しい指針を発表しました。
アメリカ精神医学会が作成した診断マニュアル(DSM)の、最新版(DSM-5)を翻訳したものです。

その翻訳における基本方針は、差別感・不快感を減らし、わかりやすい表現にすることだったそうです。

不可逆的状態と誤解させる「障害」という表現は、単なる症候を表す「症」に置き換えたりしています。
しかしそのおかげで、ヘンテコリンなことが起きています。たとえば、

(1)「言語障害」→「言語症」 意味不明、ていうかむしろ逆に感じます。「認知症」と同じ過ちです。
(2)「学習障害」→「学習症」 極度のガリ勉ですか? やっぱりおかしいでしょう。
(3)「パニック障害」→「パニック症」 これは許容範囲。むしろ改善。元がおかしかった。

元々のDSM-5で使われている「Disorder」という言葉は、普通に訳せば「障害」とか「不調」です。
それをなぜ「症」にしてしまったのか。「意味が反対になるよ」という意見は出なかったのでしょうか。
「認知症」という悪しき前例を踏襲したのか。「障害」がダメならせめて「機能障害」にしてほしかった。

(4)「アルコール依存症」→「アルコール使用障害」 これもまた、意味不明な日本語になっています。

毎日長時間パソコンをさわっている私などは、さしずめ「パソコン使用障害」となるのでしょうか。
しかし私としては、人並みにパソコンを使いこなせてると思っているので、「使用障害」は不本意です。
それに「障害」は使わないのでは? それこそ「パソコン使用症」のほうが、まだマシ。

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