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ヨーヨーダイエット
- 2016/12/02(Fri) -
「ヨーヨーダイエットで心突然死3.5倍」というニュースタイトルが目に付いたので、食いつきました。

ダイエット法にも色々あって、フラフープとか、ヨガとか、それにしてもヨーヨーというのは変わってるな。
そう思って記事を読んだら、全然違う。恥ずかしい勘違いでした。
減量とリバウンドを繰り返すことを「ヨーヨーダイエット(yo-yo-dieting)と言うとは、知らなかった。

だいたい、ヨーヨーってのは、元々どこの遊びですか。と、苦し紛れに矛先を変えたりします。
起源は中国だといわれますが、古代ギリシアという説もある。日本に入って来たのは江戸時代のようです。

私が子どもの頃から今までに、ヨーヨーの流行は何度かありましたが、大ブームではありませんでした。
大ブームでいうなら、アメリカンクラッカーでしょう。あれは凄かった。そして廃れるのも早かった。

珍しく元の話題に戻りますけど、ヨーヨーダイエット。最近の研究によると、体重の変動は危険、という話。
減量の後でリバウンドした女性は、最初から減量しなかった女性よりも、心臓突然死が多かったとのこと。

一見、衝撃的なニュースですが、よく読むと、そうでもない。
(1)標準的な体重の女性は、減量してリバウンドすると、心疾患による死亡リスクが高かった
(2)肥満女性では、体重の増減を繰り返しても、とくに死亡リスクに変化は無かった

今回の研究結果は、本来ヨーヨーダイエットが問題となる肥満気味の方には、あまり関係ない話でした。
標準体重よりは減らすなと、もし減らすならリバウンドしない覚悟でやれと、そういうことでしょうね。

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勝手に詰めてはダメ
- 2016/11/08(Tue) -
朝は野菜ジュース。昼はコーヒーのみ。間食なし。夕食はたらふく、しかもデザート付き。私の食生活です。

3日前の土曜の晩のこと。チャーハンを食べてる途中で、ガリッと硬いモノを噛みました。ごはん粒の塊?
口から出してみると、硬い物体は小さな銀色の十字架です。よく見るとそれは、歯の詰め物、銀歯でした。

歯の治療なんて、最後にしたのは学生時代。だからその銀歯も、30年以上ずっと持ち続けていたものです。
それが今になって、たかがチャーハンを食べたぐらいで、ポロッとはずれたわけです。

歯科で治療してもらわなければなりませんが、なにしろ土曜の夜です。まずは応急処置をしておきましょう。
鏡を見ながら、銀歯を右下奥の元の位置に納めたら、これがジャストフィット。当たり前か。
用心しながら、残りのチャーハンと、デザートの蜂楽饅頭を摂取。噛むのはもちろん、左側の歯です。

翌日は日曜日。『真田丸』のオープニングテーマが、もったいつけてなかなか出ない、と思ったらラストとは。
などと驚嘆したものだから、グラタンをうっかり右奥歯で噛んでしまい、またガリッ。あ、しまった。
でも大丈夫。すぐに装着。ジャストフィット。その後はもちろん、夕食を完食。デザートのケーキも。

昨夜は用心してましたが、テレビのニュースに熱中した瞬間に、シュウマイでガリッ。学習してませんね。
で、今日は休みなので歯科受診。接着剤付けて、きちんと詰めてもらいました。まだ長持ちしそうです。

あとでネットで調べたら、自分で勝手に詰め物をはめ込んではならない、とありました。
土台の歯が欠けたり、すぐに外れて飲み込んでしまうかもしれないからです。自己流の対処は禁物ですね。

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過活動膀胱の尿トレ
- 2016/10/23(Sun) -
「快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ」が、数日前のNHK「ためしてガッテン」のタイトル。

そこで取り上げていた5秒ワザというのが、「お尻体操」です。肛門を、5秒間締めたり緩めたりするもの。
もうひとつ、「おしっこトレーニング」も紹介していました。今日はそっちを掘り下げます。

頻尿の人の多くは、尿意を感じるのが異常に早くなってしまっている、という問題があります。
ちょっとした尿意ですぐトイレに行くと、ますます尿意センサーが過敏になってしまうという悪循環です。
それを克服するために、敢えて尿意をがまんして、尿意センサーを鈍感にしましょう、というわけです。

子どもの頃から、おしっこをがまんしすぎないように、と教えられてきた方には、少々抵抗のある話です。

職業柄(元外科医)私は、長時間の手術に従事しているうちに、尿意がどんどん鈍感になりました。
おかげで、飲まず・食わず・出さずで、12時間や16時間程度なら難なく乗り切れるカラダになりました。
ただしその弊害として尿管結石になってしまった話は、以前ご紹介した通りです。

開業してからは、いつでもトイレに行ける環境に慣れたためか、排尿間隔はほぼ人並みに戻ってしまいました。

子どもの夜尿症も、夕方以降の水分の摂り過ぎのほかに、「がまん尿」不足が原因のケースがよくあります。
頻尿気味の方はいちど、思いっきり尿意をがまんして、どれぐらい膀胱に溜められるか、測ってみましょう。
尿意をがまんする練習によって、その量をだんだんと増やせれば、過活動膀胱の症状が改善するでしょう。

冒頭で紹介した番組では、独特のヘアスタイルのウエブデザイナー大谷大氏の経験談が紹介されていました。
「朝一のトイレをいかに我慢できるかでその日の快適さが変わる」と、彼はブログに書いています。さらに、
「起きたらすぐにトイレに行くという習慣になっていたので、それをやめただけでかなり効果がありました」
これはもしかすると、過活動膀胱の方には、目からウロコのトレーニング法かもしれません。

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塩分と高血圧
- 2016/07/12(Tue) -
塩分と高血圧は、関係が深いもの。今夜のテレビ番組でも、それをとり上げていました。

私自身、ずいぶん前から、塩分控えめの食生活を意識しています。
刺身や冷や奴も醤油を使わず、ワサビや生姜だけで食べることには、すっかり慣れました。慣れるものです。

番組では、被験者に一定の食事を摂らせて、尿にどのぐらいの塩分が出ているかなどを検証していました。
それで思い出すのが、学生時代の3年生の時の、生理学の実習です。
摂取した水分とその内容によって、どのぐらいの水分と塩分が尿に出てくるか、それを人体実験するものです。

各班のメンバーが、それぞれ何を飲むかを、話し合い(またはじゃんけん)で決めます。
決められた時間のうちに、自分が担当する水分を摂取し、定期的に尿を採取して、その量と成分を分析します。

私に割り当てられたのは、「ビール1リットル」でした。これは、はっきり言ってラッキーです。
ラッキーですが、朝からビールをイッキ飲みするのは、ちょっと後ろめたいような感覚でした。
他の班員は、例えば、水1リットルとか、重曹水1リットルなど、ビールよりも厳しい飲料でした。

しばらくして、みな尿意を催すので、トイレで尿を採取し、尿中の塩分量などを計測します。
しかし、ビールを飲んだ連中だけは、なぜか実習室を離れ、ぬら〜っと、生協に集まりました。
そこにはつまみがあるからです。ビールだけ1リットル飲まされて、つまみナシはあり得ないでしょう。
私はたしか、烏賊の姿焼きみたいなのを食べました。何かの缶詰も食べたかもしれません。
さらに、つまみが入れば余計にビールを飲みたくなるもの。生協で、追加のビールを摂取してしまいました。

このようにして、規定の1リットルを大きく上回るビールを摂取し、実習など、どうでもよくなったのです。

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1日1食生活
- 2016/06/18(Sat) -
1日1食生活を始めて、10年以上たちます。
最近は、ついつい昼にグラノーラとかを食べていましたが、いけませんね。油断してました。

以前も書いたように、私の1日1食はもともと、「BOOCSダイエット」の一環です。
理屈は色々ありますが、以下の条件を全て満たすために私は、1日1食にするしかないのです。
(1)夕食は腹一杯食べたいし、食後には甘いものもタンマリと食べたい。
(2)ビールとかワインなどのアルコール類も、夜は心置きなく飲みたい。
(3)1日の総摂取カロリーは抑えたい。

よく知られていることですが、タモリも、たけしも、Gacktも、福山雅治も、1日1食派です。
同じく1日1食の水谷豊は、「夜には食べたい放題」と言っています。まさに私の言いたいのがこれです。

私の夕食の内容を聞けば、多くの人が「そりゃ食べ過ぎ」と言います。
満腹食べた挙げ句のデザートに、菓子パンとどら焼きとアイスクリームを食べたりするからです。

しかし、以前1日3食を食べていた頃と比べて、夕食の量はそれほど増えたわけではありません。
もともと夕食は、食べ過ぎていたのです。腹八分どころか、言ってみれば、腹十五分ぐらいだったのです。
だから1日1食、夕食だけを摂ることにすれば、朝と昼の食事がなくなった分、摂取カロリーが減るわけです。

このダイエット法は、夜にドカ食いしたい人には、うってつけの方法です。
有名人に1日1食派が多いことが知られるようになって、この方式もようやく、市民権を得つつあるようです。

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健診前はいつも通りに
- 2016/06/11(Sat) -
生活習慣病の方に血液検査をした場合、とくに大きな問題がなければ、翌月の来院時に検査結果を説明します。
この最近の1,2週間は、ちょうど震災後の混乱期に検査をした方々への結果説明が続いています。

多くの方で、糖尿病や高脂血症の数値の悪化が見られました。それを本人に伝えると、
「カップ麺やら炭水化物ばっかり食べよりましたもんねぇ」との返答があり、「ですよね」と私も応じます。
だいだいこのような会話が、このところ毎日繰り返されています。

地震直後の今回は特別としても、通常はこれではいけません。
「いま忙しくて運動する暇がないのです」と言う方は、たぶんこの先も、ずっと忙しいはずです。
「最近残業続きで」と言う方の「残業」は、残念ながら今後も減るとは思えません。
「飲み会が続いてたので」と言う方の「飲み会」についても同じこと。飲み会は、なくなりません。

多忙な毎日を送っている人は、その多忙な毎日における体調こそが、重要です。
不摂生な生活の人は、その不摂生な状況のままで検査をしなければ、正しい評価はできません。

人間ドック等では通常、絶食で検査に臨むため、血液検査も空腹時に行われます。
しかし、異常の早期発見が健診の目的とすれば、食後に検査を行う方が、理にかなっている面もあります。

欧州の学会で最近、中性脂肪など脂質代謝の検査は、空腹時にこだわらない実施が提唱されました。
血糖や血圧など、生活習慣病に関連する多くの検査で、同じことが言えます。

健診の直前の数日間だけ、断酒したり摂取カロリーを控えたりする人がいますが、それでは本末転倒なのです。

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人間ドックとコスト
- 2016/06/03(Fri) -
「人間ドッグ」と言う人が時々いますが、間違いです。それでは「人間犬」です。正しくは「ドック」です。

「ドック」は本来、船舶の「製造」や「修理」などを行う場所ですが、人間ドックで行うのは「点検」です。
点検によって不具合(病気)が見つかった場合、必要ならその治療を行うことになります。

しかし生活習慣病については、その基準に異を唱える意見が出ており、面倒なことになっています。
さらにガン健診も反論のある分野なのですが、私はやはり、早期発見早期治療を希望します。

そんなわけで今日は久々に、「PET-CT検査」を受けました。ガンを見つける検査ですが、問題もあります。
(1)被曝する
(2)すべてのガンが必ず見つかるとは限らない
(3)高額

こういった検査に否定的な人は、しばしば社会全体の検査コスト、とくに費用対効果を問題にします。
たとえば、人間ドックでガンが見つかった、という人が100人に1人いたとします。総費用は10万円とします。
その1人のガンを見つけるために、10万円x100人=1千万円かかったと、そういう計算になります。

しかし私は、そうは思いません。ガンが見つからなかった人も、安心を得ることができたからです。
医療コストを考えるとき、治療につながらなかった検査は無意味だと考えがちですが、そうではないのです。
現に私はいま、何も見つからなかった検査で、ちっとも損をした気分にはなっていません。

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老衰と医療費
- 2016/05/19(Thu) -
「都道府県別にみる老衰死率と高齢者一人あたり医療費」というグラフを見て、考えさせられました。
福岡県は、75歳以上死亡のうちの老衰死の割合は全国最低ですが、高齢者一人当たりの医療費は日本一です。
その反対に、老衰死の割合が多い都道府県ほど、高齢者一人当たりの医療費は安いことがわかります。

つまり、老衰死を受け入れるか、徹底的に高齢者に医療介入をするか、という考え方の違いが表れています。

老衰は自然現象であり、心肺機能や神経・骨格筋など、全身の臓器機能の低下が、並行して進行していきます。
それぞれが緩やかに、同時に機能低下をしていくとき、誰の目にもそれが老衰だと映ります。

ところが、どれかの臓器が突出して機能低下すると、治療の対象となります。
ひとつの治療を始めると、今度は別の臓器が問題となり、そっちの治療も始まります。
このように、老化現象に対する医療介入を行えば行うほど、自然な老衰への道は遠ざかります。

「一病息災」というのは、「医療介入による不自然な長寿」なのかもしれません。

老衰死の割合と高齢者医療費が逆相関することは、当然のことです。
どちらが善い悪いということではありません。ただ、どのような形を目指すべきなのでしょうか。

頭もカラダも内臓も「バランス良く老いていく」、というのが理想かもしれません。
そのためには、高齢になる前に、自分の弱点を補強してバランスを保ってておく、ということなのでしょうね。

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世界腎臓デー
- 2016/03/10(Thu) -
毎年3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」。慢性腎臓病(CKD)の早期発見と治療について、啓発する日です。

成人8人に1人ともいわれる「CKD (Chronic Kidney Disease)」は、新たな国民病と位置づけられています。
「Chronic」は「慢性」の意味で、「Kidney」は「腎臓」、なので「CKD」で「慢性腎臓病」。

腎臓病は、自然に治らないことが問題。CKDと診断されたら、とにかく悪化させない工夫が必要です。
塩分を控え、食事のバランスを改善し、適度な運動して、血圧や血糖値も適正に保ち、ストレスも避けて・・・

まあ要するに、体にイイコト全部やれと、そういう管理法になります。

世界腎臓デーのイメージキャラクターは「そらまめくん」です。腎臓がそらまめに似た形だからです。
熊本市では、独自ののCKDイメージキャラクターを作っています。「ジンくん」と「ゾウちゃん」です。
いずれもそらまめの形ですが、「ゾウちゃん」が元気そうなのに比べて、「じんくん」は元気無く病的です。
そんな病的なキャラまで作らなきゃいいのに、って思います。いったい誰が考えるんでしょうね。

ドイツ車のBMWは、フロントに「キドニーグリル」という、豚鼻に似た意匠をあしらっています。
エンジンルームへの吸気口であるなら、「ノーズグリル」でも良いのですが、なぜかキドニーなのです。

かつては、縦長のそらまめ型だったのですが、最近のモデルでは、どんどん横長になってきています。
もはや、腎臓に似ているかどうかは関係なく、「キドニーグリル」なのです。
それにしても、なぜBMWは腎臓型のグリルを採用したのでしょうね。そのもともとの理由がわかりません。

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ジカ熱が流行中
- 2016/01/27(Wed) -
アメリカ大陸ではいま、治療法もワクチンもない「ジカ熱」が流行し、感染が拡大しています。
ジカ熱の病原体「ジカウイルス」は、デング熱の病原体「デングウイルス」に近いウイルスです。

ジカ熱はデング熱よりも軽症ですが、妊婦が感染すると、胎児の小頭症をもたらす可能性が指摘されています。
いずれもネッタイシマカのほかに、日本のデング熱騒ぎでも登場した、ヒトスジシマカでも媒介されます。
なので日本でデング熱が発生することがあれば、ジカ熱も紛れ込んでいる可能性があります。

現に一昨年、日本でデング熱が流行した時、タイ帰りの男性が、日本国内でジカ熱を発症していたようです。
ジカ熱は、デング熱よりも軽症だからこそ、患者に自覚が足りず、感染が拡大しやすい可能性があります。

そこで昨日、ジカ熱の現状と対策を探ろうと、厚労省のサイトを見ようとしたら、これが見られません。
ちょうど「アノニマス」によるサイバー攻撃を受け、ホームページが閲覧できない状態になっていたからです。
サーバーに大量のデータが送りつけられる「DDoS(ディードス)攻撃」です。

もうそろそろ復旧してないだろうかと、昨夜はたびたび厚労省のサイトを見ましたが、何度見てもダメ。
そのようなアクセスを何度も試すことが図らずも、DDoS攻撃の片棒を担ぐことになっていたかもしれません。

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禁煙しましょう
- 2016/01/04(Mon) -
「一年の計は元旦にあり」といいます。正月から禁煙している方も多いでしょう。
となると、禁煙外来がいちばん混雑するのは1月だろうと、そう思って当院の診療録を調べたら、違いました。

それどころか、禁煙外来の受診者数を初回来院月別に集計してみると、1年のうちで1月が最少でした。

つまり1月は、薬に頼らず「自力で」禁煙を開始する方が多い、ということなのかもしれません。
それとは対照的に2月は、1年のうちで2番目に、禁煙外来通院を開始する方が多い月でした。
正月から頑張ってはみたけれど、うまくいかず、ついに禁煙外来を訪れるのが2月と、そんな想像もできます。

一番多いのは、9月でした。これは、2010年10月のたばこ値上げ前の、駆け込み受診が多かったからです。

禁煙補助薬を使ってせっかく禁煙に成功しても、その後、また喫煙してしまう方も少なくありません。
喫煙再開のきっかけの多くが「飲み会」。まだ禁煙できていない悪友が誘惑したケースが、ほとんどです。
その誘いに乗って、「1本だけなら」と吸ったが最後、たいていは喫煙生活に逆戻りです。

禁煙治療に成功した方は、どれほど自信があっても、二度とタバコは手にしないことです。

私はもともと、喫煙習慣がありません。つくづく、若い頃に吸わなくて良かったと思っています。
勤務医の頃、喫煙者の異様にどす黒い肺を、手術中に何度も目にしてきました。
肺をあのように変えてしまう毒素を、毎日毎日肺に送り込んで、それで病気にならないわけがありません。
いま喫煙している方、とくに若い人には、一日でも早く、タバコとは縁を切ってもらいたいものです。

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トイレの手洗い
- 2015/12/15(Tue) -
ノロウイルス感染に限らず、トイレでの手洗いは、感染予防の第一歩です。
これには、自分を守る(自分が感染しない)ためと、他人を守る(感染を広げない)ための、2面があります。

まず、自分が感染しないためには、トイレはあちこちが汚染されていると考えて、警戒することでしょう。

トイレの個室に入ってドアをロックしたら、まず、いったん自分の手を消毒します。
トイレットペーパーの先が三角折りされている場合には、その部分を捨ててから、もう一度手を消毒します。
さらに、ドアノブやドアロックや、水洗のレバーやお尻洗浄ボタンや便座など、あちこちを拭き上げます。
このようなことを可能にするためには、携帯用の手指消毒液を持ち歩く必要があります。

次に、自分が何らかのウイルスに感染している場合は、感染を拡大しないように、細心の注意が必要です。

用便後から手洗いするまでの間の手は、ウイルスで汚染されていると考えなければなりません。
その手で触れた、水洗レバーや洗浄ボタンや、ドアロックやドアノブなどは、すべて汚染されてしまいます。
手洗いしてからパンツを穿く人などいません。だから当然、衣類も汚染されてしまいます。

ではどのようにすれば、感染拡大を防ぐことができるのか。その理想的な手順を考えてみました。
(1)用便後に水を流し、ドアロックを解除し、ドアを開いておく。
(2)レバーやボタンやロックやドアノブを、消毒液をしみこませたトイレットペーパーで拭き上げる。
(3)手をよく洗う
(4)パンツを穿く

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がんは早期発見
- 2015/11/20(Fri) -
厚労省が「がん対策加速化プラン」をまとめました。その柱は「予防」「治療・研究」「共生」の3つ。

進行がんの「予防」という意味では、早期発見が重要ですが、「がん検診」の受診率が低いことが問題です。
たとえば乳がん検診の受診率は、欧米では70〜80%以上なのに、日本ではまだ40%だそうです。
胃がんも、肺がんも、大腸がんも、子宮がん(子宮頸がん)も、検診率が50%を越えるものはありません。

治療や研究では世界最高の医学水準を誇る日本ですが、予防(検診)ではまだ、後進国なのです。

内閣府の調査によると、がん検診率が低い理由は、主なものから順に、
(1)受診する時間がない(勤務時間が長い、夜間・休日に検診がない)
(2)費用がかかる
(3)がんであるとわかるのが怖い
(4)健康に自信がある
(5)いつでも医療機関を受診できる
(6)検査に伴う苦痛が不安

などだそうです。健康のために、積極的に時間やお金を使うという発想が、日本人には乏しいのでしょうか。
女性の受診率が全般に男性よりも低いことを考えると、(1)や(2)が主因ではないかもしれません。

一般外科で研修していた頃、極度に進行したがんの患者さんを、何人も見かけました。
受診が遅くなった理由は、ほとんどが(3)でした。これこそ、日本人的情緒なのかもしれません。
誰だって、進行がんという告知は受けたくありません。許容できるのは、早期がん。だからこそ検診なのです。

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薬と眠気と運転
- 2015/11/09(Mon) -
病気が原因で起きた交通事故の話は、先日書きましたが、薬物の影響による事故も、問題です。

かぜ薬などには、眠気を催す成分が含まれていることがあり、居眠り運転につながる危険があります。
禁煙治療薬「チャンピックス」もまた、内服後の眠気で事故を起こした事例が、報告されています。

チャンピックスは、平成20年の発売時より、「めまい、傾眠」という副作用があることがわかっていました。
しかし、喫煙という「毒」に拮抗する画期的新薬なので、少々の副作用は軽視されていた嫌いがありました。

ところが発売後、意識障害によって自動車事故を引き起こした3つの事例が報告され、雲行きが変わりました。
ただちに「使用上の注意」が改訂され、本剤内服中は「自動車の運転に従事させない」と記載されました。

チャンピックス内服による禁煙治療は、通常12週間にわたって続けられます。その間、薬は毎日服用します。
なので「禁煙したけりゃ3カ月間は車を運転するな」ということになってしまいます。

現に、「車を運転する方には、禁煙治療薬を処方できません」という姿勢を貫いている医療機関もあります。
たしかにそれは正論です。他人を危険にさらしてまで、禁煙治療などしなくてよろしい、というわけです。

しかし、禁煙治療を希望する方のほとんどが、日常的に車を運転しています。
喫煙がもたらす疾病を減らそうというのなら、もっと現実的な対応をして、禁煙治療をしやすくすべきです。

私は「試しに内服して、もしも眠気がくるようなら、運転前には飲まないように」と指導して処方しています。
実際の印象としても、内服しても眠くならない方がほとんどです。
国やメーカーは、「運転禁止」と規定して責任回避ばかりせず、もっと現実的な運用を支援すべきです。

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絶食と体脂肪
- 2015/11/04(Wed) -
1日1食、夕食のみ」の生活を、ほぼ10年ほど続けています。たまに昼食も食べますが、それは例外的。
朝ヨーグルトを食べたり、昼はソイジョイを食べていた頃もありましたが、今は朝・昼とも、飲み物だけです。

1日1食には慣れましたが、胃腸の検査の前日、夕食も食べられなかった完全絶食の日は、さすがに辛かった。

比叡山延暦寺の荒行「堂入り」を、住職が無事「満行」したと、先日報じられました。
断食、断水、不眠、不臥の9日間を耐え、しかも達成後にしっかりした足取りで歩く住職の姿には驚きました。

榎木孝明氏の30日間の「不食」にも驚きましたが、荒行の方は断水かつ不眠です。
どうしてそのようなことが、医学的に可能なのか。ともかく、驚異的な精神力が必要だとは思います。

災害時などに「72時間の壁」という言葉がよく出てきます。
被災後は72時間を境に生存率が低下する、という経験則です。
しかし72時間を過ぎて、ほぼ絶望視されていた被災者が、無事救出されることが、ときどきあります。

飲まず食わず、寒さや痛みや絶望感にさいなまれて過ごす72時間超を、よく耐えられるものだと思います。
体温が下がり、意識レベルも下がり、基礎代謝が下がったことで、体力消耗を最小限にできたのでしょうか。
体内に備蓄していた脂肪を、きわめてゆっくりと消費して生き延びたのでしょう。

ちょうどクマが、秋に過食して蓄えた体内脂肪をエネルギー源にして、冬眠する仕組みと似ています。

そのような事を考えると、十分な体脂肪の蓄積こそ、極限状態を生き抜くための要件と言えるでしょう。
「脂肪の燃えやすいからだ」は、生活習慣病の予防には有利でも、被災時には不利な体質かもしれません。

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喫煙年齢引き下げの怪
- 2015/09/12(Sat) -
選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げるのにあわせて、飲酒・喫煙年齢も18歳に引き下げようという自民党。
自民党の「成年年齢に関する特命委員会」の、トンデモ提言案です。
「18歳から責任を持てるようにした方がいい」というのが、その理由とか。

まさか、飲酒・喫煙も、社会参加のひとつ、という理屈なのでしょうか。

たしかに、社会人でも大学生でも、違法な飲酒や喫煙が18歳ごろから始まることは、実態としてあります。
しかし、その悪しき現状に、法律の方を合わせることはないでしょう。とくに喫煙は大問題です。

党内外からの反発が強いため、委員会は当初案を撤回しました。そりゃそうでしょう。
ただし、「社会的なコンセンサスが得られるよう、国民にも広く意見を聞く」などと、諦めてはいない様子。

選挙権年齢の引き下げには、大きな社会的意義がありますが、飲酒・喫煙年齢の引き下げの意義は何ですか。
産業界の活性化でしょうか、税収増でしょうか。私には、健康被害促進ぐらいしか、思い当たりません。

先進国は揃って禁煙運動を進めているというのに、喫煙者の拡大につながるようなことをして、どうしますか。
依存性があり、健康を害することがわかっている喫煙を、わざわざ若者に広げる理由など、何もありません。

委員会は「医学的見地や社会的影響について、慎重な検討を加える」としています。
であるならば、喫煙可能年齢など、逆にもっと引き上げてはどうでしょう。25歳とか30歳とか、60歳とか。

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禁煙すると太る
- 2015/06/02(Tue) -
生活習慣病の中でも、とくに最悪な組合せと思われるのは「糖尿病+喫煙」でしょうか。
喫煙は病気ではありませんが、「病的習慣」あるいは「病原習慣」と言ってもいいでしょう。

糖尿病は、生活習慣の改善(糖質制限と運動)と、適切な薬物療法によって、管理することができます。
一方でタバコは、吸わないという選択肢しかありません。節煙ではダメです。完全禁煙です。

しかし、禁煙すると太ってしまう、というのが、禁煙をしないことの言い訳になる場合があります。
たしかに、禁煙後に体重が増える方は多いです。しかし、タバコはやめた方がいいに決まっています。
太った場合の健康へのダメージと、喫煙を続けることのダメージを、天秤にかけることはできません。

それに、禁煙をきっかけに健康志向が高まり、体重も維持できる方もいます。いちばん良いパターンです。

ところが最近の研究では、糖尿病の喫煙者が禁煙すると糖尿病が悪化する、と報告されました。
まったく、禁煙指導に水をさすような話です。

禁煙によって体重が増えただけでなく、体重の影響を除外しても糖尿病は悪化した、という意外な結論です。
おそらくそれは、禁煙後に甘い食べ物を好むようになったからではないか、と論文では推測しています。

糖尿病の方であろうとなかろうと、禁煙で口さみしくなったときの対処法が、とても大事かもしれません。

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カンピロバクター
- 2015/05/04(Mon) -
この大型連休は、火曜・金曜の定期休診日以外、ずっと診療してます。なので明日はやっと、休めます。

いまだにインフルエンザ(B型)がチラホラ出るのには驚きますが、最近いちばん多いのは胃腸炎です。
カンピロバクターによる細菌性胃腸炎も、ときどき登場します。
先日報じられた、北海道の焼肉店で食事をした中学生の死亡事件も、この細菌による食中毒とされています。

当院で、カンピロバクター感染を確定診断するすべはありません。すべて、状況証拠に基づく診断です。
カンピロバクターというのは、ニワトリなどが保菌している細菌です。
嘔吐や下痢を発症する数日前に、鶏刺しか鶏のタタキを食べた、という人なら、ほぼ間違いないと思います。
ただし潜伏期が2日から5日と比較的長いので、食事内容を数日間さかのぼって、問診する必要があります。

豚肉を生焼けで食べる人はいないでしょう。生の牛肉にも、注意を払うようになりました。
そんな中で、何となく危機感を抱きにくい生の鶏肉は、盲点のような存在です。

鶏肉を切ったまな板から、野菜などの食材を介して、感染が広がることもあります。
自宅ではもちろん料理店でも、食材管理が徹底していなければ、つねに食中毒の危険があるわけです。
まして、バイキング形式の店だと、客が自由に食材に触れるので、清潔面では大いに不安があります。

例の北海道の焼肉店の写真を見ると、バイキング用の肉とサラダと果物のトレーが、近接して並んでいます。
このようなリスキーな店に、どうしても行きたいのであれば、サラダと果物は食べないことですね。

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コレステロールと食事
- 2015/05/02(Sat) -
「コレステロール:『気にせず食べて』動脈硬化学会が声明」という毎日新聞の記事にひとこと。

日本動脈硬化学会はたしかに、昨日、「コレステロール摂取量に関する声明」を出しました。
「コレステロール摂取制限をしたら血中コレステロールが下がった」という証拠はない、と書かれています。

しかし解釈を間違えてはなりません。証拠がないから間違っている、ということにはならないのです。
摂取制限をしても、血中LDLコレステロールが下がるかどうかには個体差が大きい、という話なのです。

こんな例え話はどうでしょう。「カップ麺の摂取を制限したら血圧が下がるか、ガッテン大調査!」
被験者は10人。1カ月間、一切カップ麺を食べない生活を送ります。さて、血圧はどうなるか。

一部の人は、血圧が下がるかもしれません。どんな人かと言えば、
(1)日頃から、毎日のようにカップ麺を食べている人
(2)すでに血圧が高い人

しかし、全被験者を平均するとおそらく、血圧には変化なし、ということになるでしょう。
だからといって「カップ麺、気にせず食べて」と、言ってしまうのは早計です。

コレステロールの摂取制限も同じこと。
(1)日頃から、コレステロール食を多く摂る人
(2)すでに高コレステロール血症の人
このような方には、摂取制限が有効かもしれません。まずは、摂取制限をして調べてみるべきです。
それと同時に重要なことは、コレステロールだけでなく、食事内容全般を見直すことです。

動脈硬化学会の声明をきちんと読めば、そのようなことはすぐにわかります。
ところが新聞記事では、冒頭のような見出しになってしまうのです。
これでまた、食事指導がやりにくくなります。

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ギックリ腰
- 2015/04/29(Wed) -
芸能ニュースでは、柳沢慎吾のギックリ腰が話題かもしれませんが、その前に、私がギックリ腰です。

昔、ギックリ腰だと思った腰痛は、その数年後に、尿管結石であったことが判明しました。
だから今回が、私の生まれて初めてのギックリ腰なのです。

先週某日、洗顔中のこと。前屈みになったとき突然、腰に「ギッ」という電気が走りました。
瞬時に私は、ギックリ腰と察知し、直ちに腰を伸ばしたため、電気はそこでストップ。
私の腰痛は、ギックリ腰には至らず、「ギッ腰」または「ギック腰」程度で済んだかに、思えました。

ところが痛みは徐々に強まります。さいわいその日は休診日。さっそく某整形外科に行きました。
レントゲン検査で異常なし。診察もそこそこに、コルセット装着と鎮痛剤・湿布薬の処方を受けたのでした。
その後腰痛は、3,4日でほぼ消失。コルセットも内服薬も中止できるまでに改善しました。

さて、腰痛でも肩関節痛でも、急性期を過ぎたらこんどは、適度なリハビリが必要となります。
患部を動かし、筋肉をストレッチし、局所の血流を改善して、病状の回復を促すわけです。
その、血流改善という部分に着目し、それならばと一昨日、深酒に臨んでみたのですが、これが大失敗。
アルコールによる血流改善はどうも、疼痛には逆効果のようです。どうしてなんでしょうね。

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医師が奨める健康法
- 2015/03/09(Mon) -
医者の不養生とは言いますが、医師自身が実践している健康法などには、一般の方も興味があるようです。
南雲吉則先生のような特殊な医者の、ストイックな健康法ではありません。
先週のテレビ番組「世界一受けたい授業」で、医師7万人アンケートで聞いたと題して、採り上げていたのは、

「お医者さんが健康のため食べるもの」
【1位】トマト、【2位】ヨーグルト、【3位】納豆、【4位】ブロッコリー、【5位】リンゴ

これは驚きました。このうち3つは、私が毎日欠かさず摂っているものじゃないですか。
1位のトマトは、毎朝飲んでいる、伊藤園の「1日分の野菜」の主成分です。
2位のヨーグルトは、最近では自分で作って、毎日朝晩食べてます。
4位のブロッコリーにいたっては、毎晩1株まるごと食べてます。これはもう4年以上続けてます。
ついでに言うなら、茹でたホカホカのブロッコリーにプレーンヨーグルトをかけると、すごくマズいです。

これら3つの食品は、元はと言えば、私自身が健康によさそうだと思って始めたもの。
私の考えたことは結局、医者の多くが考えそうな、ありきたりの発想だったわけです。
じゃあ、あとは納豆とリンゴですか。とか言いながら、いちばんの好物はAppleだったりします。
いまから数時間後に開催される、Appleの新製品発表会が楽しみです。

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酒は百薬の長か
- 2015/03/06(Fri) -
「適度な飲酒は健康に良い」というこれまでの通説をくつがえす、ガッカリな研究が発表されました。

従来の定説を大ざっぱに言うなら、
(1)飲酒をする人
(2)飲酒をしない人
の2グループを比べてみたら(1)の方が(2)よりも健康だった、という話でした。ところが、
(A)飲酒をする人
(B)飲酒歴のない人
(C)飲酒歴はあるが訳あって飲酒をやめた人(いまは飲酒をしない人)
と分けて(A)と(B)だけを比べたら、飲酒の優位性が消えたということです。

つまり、訳あって飲酒をやめた人が、現在飲酒をしていない人全体の評価を下げていたわけです。

健康な人が飲酒をやめる理由は少なく、たいていは病気等をきっかけに、酒を飲まなくなると考えられます。
そのような、健康上の問題を抱えている人を一緒くたにして、飲酒をしない人としたのが問題だったのです。
しかしよく考えてみると、健康上の問題を抱えている人は、(1)にだって含まれているかもしれません。

厳密に比較したいなら、次のように分類するべきでしょう。
(ア)飲酒をしているが、本当は医者に飲酒を止められている人
(イ)飲酒をしており、医者からも飲酒を止められていない人
(ウ)飲酒歴のない人
(エ)飲酒歴はあるが、健康上の問題によって飲酒をやめた人
(オ)飲酒歴はあるが、健康志向のため自主的に飲酒をやめた人
健康上の指標が(イ)>(ウ)かつ(イ)>(オ)なら、間違いなく、飲酒は健康に良いと証明できますね。
どなたか研究してくれませんかね。

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閉所嗜好症
- 2014/11/20(Thu) -
クリスマスが近づきました。
数年前に購入した当院のクリスマスツリーも、今年はリニューアル。光ファイバータイプのものにしました。
光量がやや弱いですが、医療機関なのでまあいいでしょう。日が暮れて暗くなると、キレイにきらめきます。

さて昨日の朝のこと。私の視界の正面やや左に、キラキラ輝くドーナツが、突然現れました。
ドーナツの素材は小麦粉のようではなく、ガラスとアルミがらせん状にモザイクになった感じです。
30分間ぐらいでしょうか、しばらくきらめいていましたが、無視していたらいつの間にか消えていました。

目の病気?飛蚊症の親玉?などと考えているうちに、ハッと気づきました。これって「閃輝暗点」では?
片頭痛の前触れとして知られる閃輝暗点ですが、初めて経験してみると、ちょっと驚きますね。
おまけに頭痛を伴わなかったので、別の病気の症状の可能性もあるかも。脳梗塞とか???

急に気になってきたので、休診日の明日は、近所の脳神経外科で、頭部MRI検査を受けることにしました。
狭いトンネルの中に頭から奥深く入り、大きな騒音の中を、30分じっと動かずに過ごす検査です。
閉所恐怖症の人には耐えられないものでしょうが、私は大丈夫。むしろ少し楽しみにしているぐらいです。

私は子どもの頃から、狭いところで寝るのが好きでした。秘密基地みたいな閉鎖空間が大好きでした。
閉所恐怖症(claustrophobia)の逆の、閉所嗜好症(claustrophilia)なのかもしれません。
ただ、MRIって、もう少し検査時間が短くならないのですかね。検査の途中がすごくヒマでたまりません。

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福山雅治になる
- 2014/11/07(Fri) -
毎日毎日、もう何年続けてきたでしょうか、朝晩の入浴。夜は清潔と癒やしのため、朝は覚醒のためです。
宴会等で酩酊状態で帰宅したときには、夜の入浴は控えますが、朝風呂だけは欠かしたことがありません。
寝ぐせ直しを兼ねた朝シャンから始まったのですが、いつしかゆったりと湯船にも浸かるようになりました。

ところが、ず〜っと朝晩のシャンプーを続けてきた私ですが、これが頭皮に良くないことを最近知りました。

皮脂を落としすぎると、かえって頭皮を傷めるとか。えっ、そんなこと常識?
そういえば夏には、炎天下でヘルメットかぶってサイクリングばかりしてました。あれも頭皮に悪かったか。
最近そういうことが、やたらと気になる年頃なのです。

ネットで調べてみると、シャンプー有害論が花盛りじゃないですか。もちろん真偽のほどはわかりませんよ。
タモリがシャンプーをしないという入浴法を披露し、福山雅治もそれを実践しているとか。知らなかった。

そこで今日から私は、シャンプーの基本方針を改めました。頭皮に優しいシャンプーも入手しました。
(1)シャンプーは1日1回まで。汚れを落とす意味では、夜に行う方が適切。頭皮マッサージも併用。
(2)たまには、ノーシャンプーの日を作る。翌日の毛髪状況が怖いので、休診日の前日に実行。

朝のシャンプーをしないのなら、朝風呂の意味が薄れます。というわけで入浴も1日1回。夜だけにします。
これで福山雅治(のような毛髪)になれるか。それともタモリ?

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加圧トレーニング
- 2014/06/27(Fri) -
テレビ番組で、郷ひろみの「加圧トレーニング」の風景が紹介されていました。
上腕や大腿をベルトで締めて血流を適度に減らし、負荷を強めるトレーニング法です。

筋肉の増強は、強い運動負荷(無酸素運動)における筋肉疲労からの、回復期に起きるとされています。
加圧トレーニングは、軽い筋肉運動でも無酸素運動に似た筋肉疲労を作ろうというものです。

理論的には面白いと思いますが、加圧コントロールが難しく、自己流で行うと血行障害等の危険もあります。
まあそれにしても、郷ひろみの、若さを保とうとする努力には驚くばかりです。

そういえば、これと少し似た原理のトレーニング法を思い出しました。「ハンドグリップ」です。
少し前に、NHKのためしてガッテンが取り上げていました。これは筋肉増強法ではなく、高血圧対策です。
ガッテン風に言えば、「タオルを2分握って1分休む」を左右2回ずつ行うだけで、血圧が下がるとのこと。

グリップ中に血流が減っていた筋肉に、力を緩めると一気に血液が流れ、血圧を下げる物質が分泌されます。
それが「一酸化窒素(nitric oxide;NO)」です。血管の内面を覆う「血管内皮細胞」から放出されます。

この物質はかつて「内皮由来弛緩因子(EDRF)」という、長ったらしい名前で呼ばれていました。
血管内皮から分泌されて、血管平滑筋を弛緩させる、正体不明の因子、というわけです。
ちょうど私が大学で研究している頃に、それがNOだと判明しました(私が発見したのではないですよ)。

見つかってみたら、ひどく単純な分子(だって、化学式もNOだし)だったので、とても驚いたものです。

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ブロッコリーの効果
- 2014/04/12(Sat) -
ほぼ毎晩ブロッコリーを1株食べる習慣が、少なくとも3年以上続いています。
これって、ギネス申請は可能なんでしょうか。いやしかし、たまに食べない日があるからダメですね。

先週の「ホンマでっか ! ? TV」では、ブロッコリーべた褒めでした。とくにその「抗がん効果」がすごいと。
この手の番組の内容を鵜呑みにするのもアレですが、ブロッコリーの発がん抑制作用は、よく聞きます。
「メチルメタンチオスルホネート(MMTS)」という成分が、いいらしい。

ところが、です。抗がん効果を期待するなら、ブロッコリーを茹でてはダメだと。
生のブロッコリーを「スムージー」にするのが良いと、うさん臭そうな亀井眞樹という人が言うのです。

ショックです。私は今まで毎日、茹でて食べてました。それに、スムージーって、いったい何なの? 

調べてみるとスムージーとは、果物と野菜などをミキサーで混ぜたものらしいですね。初めて知りました。
よろしい。では私も、ブロッコリーのスムージーとやらに挑戦しますか。

ところがさらに調べてみると、スムージーよりも、フレッシュ野菜ジュースの方がよさそう。
ジュースには繊維質がないので飲みやすく、有効成分(MMTSやビタミン類)をたくさん摂取できます。
そうでなくても最近、胃もたれがして、ブロッコリー1株食べるのが少し重荷なんですよね。

そんなことを考えていた折も折、今朝の日経で「スロージューサー」の特集記事を発見。神の啓示か。
石臼のような構造による低速圧搾方式のジューサーで、食材に熱が加わらないのが特徴とのこと。
これはまさに、MMTS摂取に最適じゃないですか。

日経のオススメは、シャープの「ヘルシオジュースプレッソ」。なかなかオシャレで良い感じ。
Amazonで見てみると「1点在庫あり」と。なぬ、ラスイチ? 冷静さを失って、発注してしまいました。

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禁煙啓蒙CM
- 2014/03/18(Tue) -
増税(=タバコ値上がり)前ですが、禁煙外来を新たに受診する方は、思ったほど多くはありません。
テレビでJTのCMを見ていても、分煙とかマナーの話ばかり。まさかJTが禁煙を推奨するはずがありません。
そのJTに遠慮してか、日本ではタバコの害を正面から取り上げたCMがありませんね。

一方で外国の禁煙啓蒙CMを見てみると、激しいですね。グロいですね。オーストラリアとかカナダとか。
タイのCMはその点、心情に訴える作品で、なかなか泣けます。基本的に、タイのCMは泣けます。

健康上の問題は疑う余地もない喫煙ですが、「自己責任」という理屈によって、合法とされています。
しかし受動喫煙は、周囲の人間に健康被害をもたらすものであり、その意味では違法でしょう。

外国の調査で、両親が喫煙する家庭で育った子どもに、動脈硬化が起きていることが明らかになりました。
この研究によると、そのような子どもの血管年齢は、そうでない子どもより3.3歳「老けている」そうです。
問題なのは、このような病的変化が不可逆的であり、その子の成人後まで続くということです。

ところで面白いことに、片親だけが喫煙者の場合には、前述したようなリスクが認められなかったそうです。
両親が喫煙者の場合、子どもの前で堂々と吸い、一方だけだと、離れて吸うからだと推測されています。
わが子に受動喫煙させてしまうことへの罪悪感は、夫婦がともに吸うことでぼやけてしてしまうようです。

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入浴中の低血圧
- 2013/12/08(Sun) -
患者さんの血圧記録手帳を見ると、とくに寒かった朝などは、血圧が跳ね上がっています。
逆に、夜の血圧が驚くほど低い日があります。尋ねるとたいていは、入浴後や飲酒後に測った血圧です。

湯船でからだが温まると、末梢血管が拡張するので血圧が下がるのです。
しかし一方で、浴槽の水圧によって静脈圧が上がり、これは血圧を上げる方向に作用します。

この状況で湯船から立ち上がると、静脈圧が下がって血圧が急降下し、立ちくらみを起こすことがあります。
とくに高齢者では、起立時に血圧を調整する自律神経の働きが鈍っているので、失神する場合もあります。

湯船でじっくり温まっているだけでも、血圧がだんだん下がり、のぼせて気が遠くなることがあります。
のぼせて脱力して水没したとき、とっさに姿勢を立て直す動きが、高齢者では鈍っているかもしれません。

立ちくらみでものぼせでも、それが浴槽の中で起きると、とくに高齢者では溺れてしまいかねません。

統計によると、入浴中の死亡の約半数は、急病(心筋梗塞や脳卒中など)ですが、残りの半分は溺死です。
欧米では、入浴中の死亡が極めて少ないそうです。シャワー浴だからです。
一方で日本は、湯船に浸かる入浴スタイルが血圧を大きく変動させるので、実は危ないのです。

入浴中の事故を防ぎ、また万一の場合の発見率・救命率を上げるための対策を、考えてみました。
(1)「飲酒後の入浴禁止」 飲酒後には血管が拡張して、ますます血圧が下がるので、入浴は危険です。
(2)「入浴前の水分摂取」 発汗による脱水で血圧が下がるのと、血液がドロドロになるのも防ぎます。
(3)「家族に通告し入浴」 なかなか風呂からあがってこないとき、家族に発見・蘇生してもらうため。

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X線CT検査
- 2013/11/08(Fri) -
一昨日のことがあったので本日、念のため、頭部X線CT検査を受けました。頭の断面を撮影する検査です。
この数年、何度かMRI検査を受けたことはありますが、CTは久しぶり。正味の検査時間は3,4分程度でした。

それにしても、CT装置はどんどん進歩しています。
研修医の頃、当直のバイト先の病院で、ときどきCT検査をしていましたが、撮影に1時間かかりました。
当時のCTは、断層画面を1枚撮るのに何分もかかり、おまけに1度に1断面しか撮れないものでした。
しかしその後、1断面を撮る時間がどんどん速くなり、しかも1度に複数の断面が撮れるようになりました。

いま最新の装置は、1断面を0.275秒、1度に320断面が撮れるという、桁違いの高性能となっています。
これによって、たとえば心臓の精密なCT検査が可能となり、応用が広がっています。

今日私の検査結果は、さいわい「異常なし」でした。
ただしこれは、急性期の病変がなかったというだけであり、今後まだ注意が必要です。

頭蓋骨内のどこかから、ごくわずかに出血があり、それがジワジワと溜まってくる場合があります。
外傷の1カ月後とか、遅い場合は数カ月後とかの、忘れた頃に発症する「慢性硬膜下血腫」という疾患です。
症状は、頭痛や麻痺やボケ症状です。数カ月以内に、私が訳のわからないことを言い出したら要注意です。

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コーヒーは1日3杯
- 2013/08/26(Mon) -
「コーヒーを1日4杯以上飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べて死亡率が高い」
ショッキングな研究報告が出ました。米国での疫学調査によるものです。コーヒーの飲み過ぎ注意です。

「コーヒーを1日3杯以上飲む人の死亡率は1割ほど低い」
昨年NIHが発表した疫学調査の結果です。このときは、飲めば飲むほどいいのかと思っていたのに。

これらを総合すると「コーヒーは1日に3杯飲むのがいちばん良い」ということになります。

「コーヒーを1日に1〜2杯飲む人がいちばん糖尿病の危険性が低い」という研究も見つかりました。
これは「自衛官」3200人の調査結果なので、私のような「自営業」に当てはまるかどうかは不明です。

このほか、コーヒーを飲む人の方が大腸がんや肝臓がんや膵臓がんになりにくい、という研究もあります。

ちゃんとした疫学調査では、喫煙の有無やアルコール摂取の影響等を差し引いた解析をしているはず。
ならば、コーヒーを飲むことが健康に良いのはなぜでしょう。考えられる要因は、

(1)コーヒーの成分が有益
(2)コーヒーを飲むことによって、ストレスが解消される
(3)コーヒーそのものではなく、コーヒーを何杯も飲めるような、ゆとりある生活が良い

自分の過去を振り返ってみると、本当に忙しかった時期って、たしかにコーヒーを飲む暇がなかったですね。

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朝食抜き
- 2013/04/08(Mon) -
「ときどき朝食を摂る人は、毎日食べる人よりも、また毎日朝食を抜く人よりも、メタボになりやすい」
ちょっとショッキングな研究成果が、新聞に出ていました。

いちばん危険なのは、朝食を「週2日」食べることだそうです。
不規則な朝食では空腹時間の長さが乱れ、体が内臓脂肪をため込むのではないか、とも考えられています。

私の朝食は、毎日ほぼ例外なく、伊藤園の「1日分の野菜」とコーヒー2杯(自宅と職場)です。
昼は、「ソイジョイ」1本とコーヒー2杯だけです。
それなのに、なぜ痩せないのか。かつてダイエットに成功したときと比べて、何が違うのか。

ハタと気付きました。
火曜と金曜の休診日だけは、昼食をたんまりと食べてました。これって、危険な「週2日」じゃないですか。
朝食内容はきわめて安定しているのですが、昼食の摂り方が不規則で、問題だったようです。

私の場合、不規則に昼食を摂ることにより空腹時間の長さが乱れ、体が内臓脂肪をため込んでいたわけです。
あと、運動不足もあるけど。

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薬と食品の期限
- 2013/03/20(Wed) -
ワクチンなどの「有効期限」は、絶対厳守です。
期限を過ぎたワクチンは「有効性」と「安全性」が保証されないので、廃棄しなければなりません。
したがって院内在庫は最小限とし、期限が近いものから順に使用し、使った数だけ補充(購入)しています。

注射や点滴液の場合は「使用期限」が表示されています。
ワクチンと違って、1箱10本などの単位で購入するので、期限切れの憂き目に遭うこともしばしばです。
もったいないと思いながらも、期限切れの点滴や薬品はすべて、ジャブジャブ廃棄しています。

一方で、食品の「賞味期限」や「消費期限」はどうでしょう。
たしかに販売者には責任がありますが、買った後でいつそれを食べようと、それは消費者の「自己責任」。
「本日中にお召し上がり下さい」と書いてあるケーキを、冷蔵庫に保存して翌日食べることはよくあります。

反対に、妙に消費期限が長い食品もまた、心配になります。期限を延ばす「物質」のおかげでしょうから。
とくに極端なのは、ドッグフード。開封してしばらく経っても、カビが生えたのを見たことがありません。
わが家の愛犬の体内には、きっといろいろな物質が蓄積しているのでしょうね。

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小指の不調
- 2013/03/18(Mon) -
以前にも書いたように、私は手首の腱鞘炎に悩まされてきました。
それ以外にも、前腕や指や、肩も腰も背中もお尻も、あちこちが不規則に悲鳴をあげます。

マウスをやめてトラックパッドに換えてからは、手首の痛みは比較的落ち着いています。
しかしキーボードだけは、効率のよい代用品がないため、指が痛むとホントに厳しいことになります。
ひところは、右の親指の付け根が痛み、ローマ字かな変換のたびに苦労しました。

そして今日は、左手の小指が痛みます。
小指なんて、しかも左手の小指なんて、10本の指のうちでも一番使わないだろうと思っていたら大間違いです。
キー入力で「A」を押す頻度の多いこと。じつは、かなりの働き者でした。
その上「control」とか「shift」とか「option」とかの仕事も飛び込んできます。

足腰全般の運動不足は自覚していますが、指は運動不足とは思えません。むしろ使いすぎです。
関節や腱の潤滑剤不足でしょうか。
やっぱりアレですか、「皇潤」とか?

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コラーゲン
- 2013/02/13(Wed) -
1本200円とか400円の、コラーゲン含有の美容ドリンクまたはゼリーを毎日飲んでいる方、朗報です。
出費を減らせるかもしれません。よく知られている、以下の科学的事実と向き合って下さい。

「コラーゲンを飲んでも食べても、消化されたらコラーゲンではなくなる」

コラーゲンというのは、動物の体を構成する、いちばんありきたりなタンパク質です。
肉や魚などの主成分といってもよく、ほかのタンパクと同様に、多くのアミノ酸が結合してできています。
消化されたらバラバラのアミノ酸、またはアミノ酸が数個連なったペプチドに分解されます。
そのアミノ酸は小腸から吸収され、全身に運ばれて、さまざまなタンパクを作るための原料となります。

コラーゲンを必要とする皮膚などの現場(細胞)では、必要に応じて、その場でコラーゲンが合成されます。
アミノ酸を原料にして「現場で合成」するのであって、コラーゲンがそのまま届くのではないのです。

原料のアミノ酸が、高価な美容飲料出身であろうと安い豚肉出身であろうと、でき上がるコラーゲンは同じ。
コラーゲン豊富な豚足を食べた翌朝、肌がツルツルになっているのも・・・気のせいです。

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発熱
- 2013/01/08(Tue) -
インフルエンザの流行期が迫ってきたので、「発熱」の話を少し。

こどもの場合、熱中症などを除けば、熱の多くは「感染」が原因です。
そして感染症では「熱は必ずしも下げない方が良い」という考え方が、ある程度広まってきました。

いちばん基本的なことは、細菌やウイルスなどの病原体が熱を引き起こすのではない、ということです。
熱が高い方が、体内の免疫システムが活性化されるので、そのために体がわざと熱を上げているのです。

外敵の侵入を感知した警備員(免疫細胞)は、血流を介して、本部(脳)に発熱を「要請」します。
本部はからだの「設定温度」を上げ、その目標に到達するための「発熱命令」を、神経に伝えます。
その結果、熱発生装置(筋肉)が震えて熱を発生し、皮膚の血管は縮んで体表面からの放熱を防ぎます。
こうして、もくろみ通り体温が上がり、防衛軍(免疫システム)は元気良く外敵と戦える、というわけです。

さて、ここからは、私だけの「発熱対策」なので、マネしないと約束できる方だけ、お読み下さい。

発熱したら、寒気があるうちに、43度ぐらいの熱い風呂に入ります。そしてからだを芯から温めます。
からだの発熱反応を手助けしてやるわけです。言ってみれば「温熱療法」です。
寒気が完全に消えて、すっごく暑くなったら、温熱療法は終了し、放熱モードに切り替えます。

どうしてもマネしてしまう方がいるかもしれないので、注意点を。
温熱療法が実施できるのは、基礎疾患のない大人に限ります。しかも寒気や震えがある間だけ。
水分は十分摂ること。2日目の熱では行いません。

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禁煙補助薬
- 2012/12/22(Sat) -
禁煙補助薬「チャンピックス」を用いた禁煙治療を始める方が、当院でもだんだんと増えています。

この薬が登場する前までの禁煙補助薬と言えば、ニコチンガムとニコチンパッチでした。
いずれもニコチンを含む薬剤であり、タバコの替わりにニコチンを補う「代替療法」です。
これには、タバコから離脱できたとしても、ニコチンからの離脱で結局苦労するという問題点がありました。

一方でチャンピックスは「ニコチンではないけども、脳に対してニコチンに似た作用をする」のが特徴。
この薬の内服中は、もし喫煙してもニコチンが脳に作用するのがブロックされ、タバコがまずくなります。
だけどもチャンピックス自体が脳に作用しているので、離脱症状は出にくいと、そういう仕組みです。

ニコチンから離脱できても、喫煙習慣を断ち切るには、個人個人で努力と工夫をしてもらうしかありません。
「口寂しさ」を紛らわすためにパイポを使う方も多いです。
「電子タバコ」はオススメできません。電子タバコにはニコチンを含むものがあるので要注意です。

ところで、チャンピックスの副作用には、胃痛や便秘や頭痛などに加えて、不眠、眠気などがあります。
眠れなくなったり、眠くなったり、この薬が脳に作用していることを物語っています。
気になるのは、「異常に夢を見る」「夢ばかり見て困る」と訴える方が時々あることです。
「夢好き」の私なら、そんな楽しい副作用は歓迎するのですが。

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喫煙習慣
- 2012/12/13(Thu) -
世の中の人々を「喫煙習慣」によって大別すると、
(1)喫煙者
(2)非喫煙者

となります。しかし厳密に言えば(2)の中には、過去に喫煙歴がある人とない人が含まれます。
そこで新たな分類名として、
(A)現喫煙者
(B)未喫煙者
(C)元喫煙者

を考えてみました。ただ、「元」の範囲は広く、「現」との境界が曖昧です。
「10年前にやめました」って人もいれば、「禁煙を始めて2時間たちます」って人も含まれます。
「元」と「現」と行き来する人もいます。

私は(B)に属する人種なので、禁煙のつらさが実感としてわかりません。
喫煙習慣が付かなかったのは、学生時代に「パチンコ」も「麻雀」もやらなかったからかもしれません。
これまでの人生で、パチンコ店に入った回数は5回未満、雀荘に至ってはゼロです。
あの「阿片窟」のようなところには、どうしても入る気にはなれませんでした。
ということは、生来タバコの煙が嫌いだったのでしょうね。
人を煙に巻くのは割と好きです。

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タバコと税収
- 2012/12/09(Sun) -
猪瀬直樹副知事の「愛煙家的言動」が、一部から不評を買っています。猪瀬氏曰く、
「税収に貢献する喫煙者のどこが悪い!」
都知事選での圧倒的優勢な状況に揺るぎはないでしょうが、今後はもう少し言動を慎まれた方が・・・

2年前のたばこ値上げ後も喫煙者数が減っていないと、かつて厚労省が発表したことがあります。
値上げの効果は「禁煙」ではなく「節煙」であったと。
しかし喫煙者数は減らなくても、タバコの消費数が減ったことは、全体として見ればそれなりの成果です。

喫煙者は、値上げ後の出費を増やさないように、タバコの本数を減らして対抗したということです。
つまり、値上げ幅が「節煙幅」を決定したことになります。

ならば今後は、1箱当たりの値段は変えず、1箱の本数をだんだんと減らすように値上げしてはどうでしょう。

たとえば次のたばこ増税時には、マイルドセブン1箱16本410円にする。
2,3年して、多くの喫煙者が1日16本で我慢できるようになったら、こんどは1箱10本410円にする。

このようにして、増税(値上げ)によって徐々に節煙を「誘導」いくわけです。
税収が増えるかどうかは別問題ですが。

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ダイエット
- 2012/11/21(Wed) -
4カ月間で16キロ減量したことがあります。2005年の勤務医時代のことです。

私の減量を成功させたのは「BOOCSダイエット」法です。興味のある方はググってみてください。
簡単に言えば「食事制限をしているのに、脳が心地よいと感じる工夫」です。

私流のBOOCSをひとことで表すなら「朝絶食、昼小食、夜暴飲暴食」です。
この、一見ひどく不健全な食事習慣によって、毎週1キロずつやせていきました。
体重のグラフをつけていくのが、楽しくてしかたありませんでした。

夜には食べ放題・飲み放題というご褒美があるので、朝・昼の食事制限にストレスを感じません。
これこそがBOOCSのキモです。
「ビールを楽しみにしてサウナに耐える」みたいなノリで、ツライことが逆に脳に心地よさを与えるのです。
BOOCSがうまくいかない人のほとんどは、夕食で羽目を外せず、ストレスが発散できない人です。

実は開業後の今も、BOOCSモドキのダイエット生活をしているのですが、体重はジワジワ増えています。
自分でもその原因はわかっています。
夜の食べ放題・飲み放題に加えて、ときどき昼食や、あろうことか間食も摂ってしまうのです。
ストレスのなさ過ぎる食生活では、ダイエットがうまくいくはずもありません。

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あちこちの痛み
- 2012/10/18(Thu) -
自転車通勤を始めてから、あちこちの筋肉が痛みます。

毎朝ストレッチするせいか、下肢は意外と大丈夫ですが、問題は肩から背中。
マウンテンバイクなので、前傾姿勢で運転するのが応えるのでしょう。
お尻が痛くなる可能性を考慮して、サドルはあらかじめ軟らかいモノに換えています。これは正解でした。


パソコンのしすぎで腱鞘炎になってしまったことは、以前にも書きました。いわゆる「マウス腱鞘炎」です。

これは注射と湿布と内服薬と、マウスを「腱鞘炎用マウス」に換えたことで、おおむね治癒しました。
最近はマウスも使わず、トラックパッドを使うようになって、ますます手首は楽になりました。
でもそれにしても、夕方になると手首に怠さや鈍痛を感じてきます。

1日でいったい、どれぐらいパソコンしているのか。何文字ぐらい打っているのか。計算してみました。
まず電子カルテ。
診察所見の入力や処方等では、セット項目のクリック入力で済まされない内容を手入力します。
ミニカルテの文章も合わせると、一人当たり200文字ぐらいでしょうか。つまり原稿用紙半分。
1日の診療人数を仮に100人としたら、原稿用紙50枚ほどの「執筆活動」に相当します。

このほかに書くのは、役所や紹介医に出す書類、手紙やメールやFacebookや、忘れてならないのがブログ。
時間数で言えば、早朝1時間、仕事で12時間、帰宅後3時間、合計16時間程度は、Macを触っています。
そりゃ、手首も痛むでしょう。まさしく医者の不養生。わかってます。

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適度な運動
- 2012/10/06(Sat) -
「適度な運動をして下さい」
日頃私が口にするなかで、これほど無責任な言葉はないでしょうね。
なぜなら私自身が、ほとんど運動をしていないからです。
これでは、ヘビースモーカーが禁煙を指導するのと同じです。

先日人間ドックで、体の固さが「70代」と宣告されたので、危機感を抱きました。
とりあえず少しでも体を動かそうかと、1カ月ぐらい前から始めた運動が「犬の散歩」です。
朝早くから目が覚めて困っていたので、渡りに船でした。毎朝5時台に20分ぐらい散歩しています。

勤務医時代から、開業後もしばらくは、自転車通勤していました。
ところがその後、自転車通勤はパッタリ。最近は自転車に乗ること自体が無くなりました。
体重は数年間で5キロ以上増量し、からだの節々はすっかり固まってしまいました。
朝などはアキレス腱がカチカチで、ひとしきりストレッチをしなければ、階段を下りるのもままなりません。
以前使っていた自転車は、すっかり錆びつき、タイヤは朽ち果て、見るも無残な状態です。

新しい自転車があれば、またそれで通勤するのに。

というわけで、新しい自転車を買いました。まずは形から入るタイプなので。

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ものもらい
- 2012/09/19(Wed) -
ものもらいは、正式には麦粒腫という、まぶたのできものです。
かつて麦粒腫の治療で、私はひどい目に遭ったことがあります。

当時大学病院に勤務していたので、その病院の眼科を、勤務の合間に受診しました。
助教授の診察の結果、「ステロイドを注射して、さっさと治しましょう」ということになりました。
同業者(医者)の場合、得てして標準的な治療法ではなく、一番早く治る治療法が選択されます。

処置室のベッドに寝かされて、しばらく待っていると、若い女医さんが2人現れました。
2人でなにやら話し合いながら、注射の準備を始めたようです。
あとは助教授の先生の到来を待つばかり、と思っていたら、彼女らが寄ってきて
「では、まぶたに注射をします。動かないで下さい」

どうやら私は、若手医師のための実習教材となったようです。
まぶたに針が刺さり、ググッと痛みと圧力を感じます。
とその時、プシュッという音とともに、注射器と針がはずれ、薬液が私の顔面にまき散らされました。
「あっ、動かないで下さいっ!」

彼女たちはあわてて、どこかに立ち去りました。新しい薬剤を取りに行ったのでしょうか。
しばらくの間私は、まぶたに針が突き刺さったままの状態で、ひとり処置室にとり残されていたのでした。

軽い病気で大学病院を受診するものではありません。

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ポンプ
- 2012/05/17(Thu) -
心臓を手術するとき、その術式の内容によっては、一時的に心臓を止める必要があります。
しかし心停止の間も、脳などの主要臓器への血液循環は維持しなければなりません。
そのため、特殊な器械を血管に接続して、人工的な体外循環を行います。

この装置のことを、人工心肺といいます。その中心的役割は、
(1)心臓の役割:血液を循環させる(ポンプ)
(2)肺の役割:血液に酸素を供給する

人工心肺を稼働させることを現場では「ポンプを回す」と言ったりします。
「ポンプの準備はいいか」とか「急いでポンプ回すぞ」などは、心臓手術の現場でよく飛び交う言葉です。

大学の心臓外科医局にいた頃、この装置の監視担当医を「ポンプ係」と呼んでいました。
私も月に数回程度、ポンプ係の順番が回ってきました。

我が家のスケジュールボードには、ポンプ係の日のところに「P」の印を付けていました。
家人はそれが「ポンプ係」の日であることを知ってはいたものの、そもそも「ポンプ」とはどんなものなのか、その形態をイメージできないままの年月を過ごしていたようです。

私が不在の時、訪れてきた客人はたいてい、このボードを見て「P」印の意味を尋ねたそうです。
それに対して家人は「ポンプ係らしい」とだけ答え、客人もまた「ふぅん」と納得して、それ以上は聞かなかったとのこと。
はたして客人たちは、訪問先の旦那の仕事内容を納得して帰宅したのでしょうか。
井戸水をくみ上げる緑色の手押しポンプを想像したのではあるまいか。

あとでこの話を聞いて、客人らに補足説明をして回りたくなったものです。

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狂犬病
- 2012/05/03(Thu) -
猫ひろしは、カンボジアでしょっちゅう犬に追いかけられるそうです。猫だけに。
ではなくて、いつも練習で道を走っているので、走るモノを追いかける犬の習性を刺激してしまうのだそうです。

我が家の犬アンナも若い頃は、こちらが走ると、目をむいて追いかけてきていました。
最近は落ち着いたもので、私が走るポーズをしても、ただ眺めています。

そんな穏やかな犬であっても、年に1回は狂犬病ワクチンを接種しなければなりません。
狂犬病はヒトにも感染し、発症すると100%死亡するという、恐ろしい病気だからです。

狂犬病の流行地域は、アジア、アフリカ、南米。
さいわい日本では、50年以上発生していません。
だいぶ前のWHOの報告ですが、イギリス、オーストラリアと台湾などでも発生はないそうです。
それらの共通点は、流行地域と地続きでないこと。犬は歩きますから。
なのでイギリスでは、ユーロトンネルが心配の種になっているそうです。

日本でワクチンの接種が義務づけられているのは犬だけです。
しかし、狂犬病の感染リスクがあるのは、犬だけではありません。警戒すべき動物は、法律では

「狂犬病予防法」第二条 第一項
  1)犬
  2)政令で定めるもの

となっています。その「政令」の中身が気になるので調べてみたところ

「狂犬病予防法施行令」第一条
  政令で定める動物は、猫、あらいぐま、きつね及びスカンクとする

なぜこの4種? と疑問を感じながらも、ちょっとほのぼのする条文です。

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足の裏のホクロ
- 2012/02/10(Fri) -
足の裏にホクロがあると、悪性のものではなかろうかと心配になります。
ビートたけしの番組などが、不安をかき立てたりします。
心配な方は、早めに皮膚科で診てもらった方がよいでしょう。
何よりも安心のため。

参考までに、我が家での経験をご報告します。

症例1 匿名
以前から、足底(足趾の裏)に小さなホクロがあるのが気になっていた。
ある日、形成外科を受診。すごく痛い局所麻酔をして切除。
その後とくに問題無く30年近く経過中。

症例2 匿名
ある朝、足底(足趾の裏)に数ミリのホクロを発見。
ひどく心配になり、近所の皮膚科に電話で予約して、特別に朝一番に受診。
患部のアルコール消毒中に、ホクロがとれました。血豆でした。

症例3 匿名
ある日、かかとに大きめのホクロを発見。
心配になり、近所の皮膚科を受診。
「血豆」との診断。その後いつのまにか消失。

ということで、我が家では悪性率0%。血豆率66.7%。

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尿管結石
- 2011/10/11(Tue) -
小沢一郎氏の急病は、尿管結石でした。仮病ではなかったようです。
尿管結石といえば、私もわずらったことがあります。15,6年前、勤務医時代のことです。

職場で激烈な腰痛が出現。尿は醤油のような色。潜血反応の検査をするまでもありません。
ただちに点滴と鎮痛剤の注射を行い、なんとか切り抜けました。職場が病院だと助かります。
しかしその後も同様の「発作」を繰り返すので、ついに体外から衝撃波を当てて結石を破砕する治療(ESWL)を受けることになりました。

これが痛かったのなんの。私の石が坐骨神経に近いところにあり、1回の衝撃波を当てるたびに、激痛が走るのです。石がなかなか砕けず、私は100発以上の衝撃波(激痛波)に耐え続けました。
その治療室の扉にはガラス窓があり、廊下から中の様子が丸見えです。
私の姿も覗き見られたことでしょう。私が激痛に悶えていると聞いて、わざわざ駆けつけた者もいたはずです。

まさにその治療中に、アクシデントは起きました。
何らかの理由が生じて、泌尿器科の担当医が突然、私に尿道カテーテルを挿入し始めたのです。
約1分間、私の下半身は、廊下に向けて公開されてしまいました。

かくして、私の尿管結石治療は、痛恥ずかしい記憶として残っています。

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- 2011/06/17(Fri) -
眼の中に「蚊」を飼っています。1年ぐらい前からです。
当初は、目かマツゲに付着したゴミと思って、一生懸命ぬぐってみたものですが、ある日、飛蚊症と悟りました。

じっと見つめていると動きませんが、目を動かして見る方向を変えると「少し遅れて」付いて来ます。
遅れて付いて来るかわりに、目を止めたとき少し行きすぎたりします。
「だるまさんがころんだ」ならアウトです。
時々いなくなりますが、しばらくすると戻ってきています。なんとなく可愛い存在です。

と思っていましたが、最近少し目がかすむようになったので、念のためと思い、眼科を受診しました。
結果、やはり飛蚊症。老化現象です、と。

帰宅後あらためて、明るいところで蚊を数えてみると、左目に約7,8匹、右目にも数匹。にぎやかです。


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休肝日
- 2011/03/02(Wed) -
アルコールから肝臓を守るための大切な1日、それが休肝日です。
ひとには勧めていますが、自分自身を振り返ると、アルコールを摂取しない日がおそらく年に3日もありません。

そこでこのたび私は、毎週水曜日を休肝日に制定しました。
この決定事項を、気が変わらないうちに我が家の「冷蔵庫管理人」に通達して周知徹底を要請し、自ら背水の陣を敷きました。

そしてその水曜日の夜。
当然この日は、ノンアルコール・ビールを飲む日と思って帰宅したところ、管理人によるとそのようなものは調達していないとのこと。
アルコールを含んでいなければ肝臓には負担にはならないのだから、休肝日においてもノンアルコール・ビール摂取は許容される、という私の理論は通用しませんでした。

ビール会社各社に要望します。
ノンアルコール・ビールの缶には「休肝日対応」とか「休肝日でも飲めます」とか明記してくれませんか。


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老眼
- 2011/01/08(Sat) -
近視の人は老眼にはならない、というのは、もちろんウソです。

6,7年前、子どもの運動会でビデオ撮影しているとき、モニター画面がよく見えないことに気づきました。
当初はモニターの劣化を疑いましたが、ある日、老眼と悟りました。劣化していたのは自分の目でした。
老眼は、それと気付いた日からどんどん進行するものです。
メガネをはずさなければ新聞が読めなくなり、今では大きな文字の本でも読めなくなりました。
遠近両用のメガネを作りましたが、それもすぐに合わなくなりました。

ある日、新聞がぼやけるのでメガネをはずそうとしたら、目尻の皮膚をつまんでしまいました。メガネはかけていなかったのです。ショックでした。
最近では顔の皮膚をつまむことにも慣れています。

いちばん困るのは、目の前の料理が見えないこと。
料理を「目で楽しむ」ために、食事中はメガネをはずして食べます。
それほど楽しめない料理の場合には、メガネをかけたままです。


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禁煙外来の危機
- 2010/10/13(Wed) -
私のクリニックでは禁煙治療を推進しています。
舘ひろしの禁煙ポスターは壁にベタベタと何枚も貼ってます。
タバコの値上げに伴い、このところ禁煙外来受診者急増中でした。

ところが、一大事です。
経口禁煙補助薬チャンピックスが全国的に足りなくなってしまったのです。
昨日、メーカー(ファイザー)は正式に欠品を発表しましたが、その前からすでに、近隣の薬局や薬品卸にも在庫がほとんど無い状況でした。

この薬による禁煙治療は、5回の通院で合計12週間の処方を行うものです。この内服期間中に禁煙を開始し、継続し、禁煙が続けられる体に慣らしていくというもので、保険が適用されます。

今回の欠品によって、新規の禁煙治療が開始できなくなるばかりか、治療途中の人たちへの処方継続も危ぶまれています。

原因はメーカー(ファイザー)の見通しの甘さに尽きます。
10月1日からのタバコ値上げにタイミングを合わせて、舘ひろしのCMで大々的に宣伝したというのに、わずか12日で欠品というのはあまりにもオソマツな話。
タバコの値上げは半年以上前から決まっていたのですから。


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