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主水、イラガでイライラする
- 2020/07/11(Sat) -
「ジカッ!」と電撃的な痛みを感じたという家人の腕を見ると、真っ赤に腫れあがっていました。
生垣の脇を通った時にやられたようなので、たぶん犯人は毛虫、「イラガ」の幼虫でしょう。別名「電気虫」。

庭を探すまでもなく、玄関脇にたたずむイラガ(幼虫)を見つけました。正確には「ヒロヘリアオイラガ」です。
緑色のからだの中心に青い縦線があり、体の両側からは多数のトゲが何本かずつまとまって突き出しています。
そのトゲから毒が注入されるので、必ず接触によって皮膚炎を起こし、病変はひとかたまりです。
玄関まわりをよく探してみると、イラガは何匹も何匹も、木の葉の裏やブロック塀にもいるじゃないですか。

「毛虫皮膚炎」のお子さんが時々当院にも来ますが、たいていは多数の丘疹がおもに半身に集中しています。
例えば首の右側から右腕にかけて分布していたりするので、いかにも毒の粉をかぶったような印象です。
こういうのは「チャドクガ」の仕業です。毒針毛がふりかかって皮膚炎を引き起こすので、そうなります。

一方でイラガなら、毒がふりかかる危険はないので割り箸でつまんで駆除できますが、それもイヤなものです。
もしも、つまんだ拍子にイラガが暴れてビヨーンとこっちに飛んできたら地獄。飛ぶゴキブリより恐怖です。
なので可能なら、フェイスシールドや手袋や、なんならキャップやガウンを装着して駆除するべきでしょう。
少なくとも、高い場所にいるイラガをそのまま捕獲しようとせず、いったん地面に落としてから拾うべきです。

そのトゲを植物の刺(イラ)に見立てて刺蛾(イラガ)だそうですが、語感的にもドンピシャリ。
イライラ(苛々)すると、人はトゲトゲ(刺々)しくなります。「苛」は「刺」と同じ意味なので納得です。
なお今日は、思いついたフレーズをそのままタイトルにしました。意味不明だとイラつかないでくださいね。

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